Appleの将来の「MacBook」では、トラックパッドなしで画面上を移動できるようになるかもしれない。
米国特許商標庁(USPTO)が米国時間5月26日に公開した「Fusion keyboard」(「融合キーボード」の意)というシンプルな名称の特許には、文字入力とタッチ操作の両方に対応するキーボードに関する説明が記載されている。
Fusion keyboardの動作は次のとおり。キー上での指のスワイプ操作によって、トラックパッドと同じように画面上を移動することができる。タッチ対応のキーによって、トラックパッドのすべての機能が提供されるため、表示物のポイント&クリック、選択、ズームインおよびアウト、画面のスクロールなどがキーボードから手を離さずに可能となる。
また、各キーは、2段階の押下が可能なため、キーを押す強さによって異なる作業を実行できる。たとえば、キーを第1段階まで軽く押すと文字の入力が可能だが、第2段階まで強く押した場合にはマウスクリックが登録されているということもあり得る。
さらに、タイプとスワイプが同時に実行できるようになるかもしれない。そうなれば、左手でキーボードの左側をタイプしながら、右手でキーの上をスワイプして画面上を移動するということができる可能性がでてくる。
ただし、いつものことながら、特許が出願されたからといって、発明品が現実の世界に登場するとは限らないので注意が必要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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