UPDATE Microsoft関係者は、「Cortana」の機能がそう近くない将来に向上する予定であることを示してきている。しかし、「OneDrive for Business」にあるファイルを見つけるなどの作業において、Cortanaがユーザーをどの程度支援できるようになるかは、はっきりしていない。
「Office Now」アプリに関するさらなるうわさが米国時間5月22日、ウェブ上に登場した。同アプリは、2015年2月に初めてうわさが浮上した「Work Assistant」アプリの名称を変更したものと考えられている。Twitter上で@h0x0dとして知られる「Walking Cat」氏は、Office Nowの一部機能に関して情報をいくつか投稿している。また、Brad Sams氏もOffice Nowのスクリーンショットを公開するとともに、同アプリの詳細を一部明らかにしている。
Work Assistantについて簡単におさらいすると、次のようになる。Microsoftの共同創設者Bill Gates氏は、今後登場予定でMicrosoftが開発を進める「パーソナルアシスタント」のような技術に加わっていると述べていたが、その直後の2月、「Work Assistant」を呼ばれる「Windows Phone」向けの新しいMicrosoft製アプリの内部テストビルドがリークした(Microsoftは、Windows Phone StoreからWork Assistantに関する情報を削除している)。
Work Assistantは、筆者の情報源が語ったところによるとヘルパーアプリで、ユーザーが1週間前に最後にアクセスしたPowerPointファイルを見つけるというような仕事に関連した作業をCortanaとBingで可能にする。
匿名を希望する情報筋から数カ月前に入手したWork Assistantのスクリーンショットをいくつかこの記事に掲載しておく。
Work Assistantのスクリーンショットから、同アプリがファイルの名前、場所、種類、「最後にアクセスされた」日を扱えることに加えて、検索、開く、編集、送る、共有などのコマンドをサポートすることが分かる。これにより、ユーザーは「Kat Larssonに計画ファイルを送付」や「現在の会議で数式バーの仕様を送付」といった自然言語を使ったクエリの実行が可能となる。
Sams氏の情報によると、Office Nowは、会議の予定、電話会議への参加、会議の開催場所への移動時間の確認などでも支援が可能になる予定だという。これらの作業は現在、Cortanaでも可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス