Microsoftは今後数週間のうちに、ウェブメール「Outlook.com」を利用するユーザーに向けて、「Office 365」や「Outlook」のユーザーにはなじみのある機能を新たに提供開始する予定だ。
Microsoftは米国時間5月21日から、新しいOutlook.comの機能をプレビュー版という形でまずは少数の顧客を対象に提供開始する。これらの機能には、受信箱の改良、コラボレーション機能や検索の改善、カレンダーの機能性向上などが含まれる。Microsoft関係者らによると、これらの新機能は「今後数週間のうち」に、より広い範囲のユーザーを対象にオプトイン方式で段階的に提供されるという。
Microsoftの目標は、OutlookとOutlook.comの使用感をさらに統一し、ともに「Outlook」と呼ばれるこれらの2つの電子メール製品をユーザーが違いを感じることなく利用できるようにすることだ。同社は、「Skype」と「Skype for Business」(「Lync」)や、「OneDrive」と「OneDrive for Business」についても同様の取り組みを進めている。
Outlook.comのユーザーインターフェースや機能に微調整を加えてOutlookに近づける以外に、Microsoftは、Outlook.comを「新しいOffice 365ベースのインフラストラクチャ」へとアップグレードしていると、Outlook.comの新機能の概要を説明する5月21日付けのブログ投稿には記されている。
それは何を意味するのだろうか。
ある程度においては単純に、OutlookとOutlook.comで、より多くの「プラットフォームコンポーネント」を基盤として共有することを意味すると考えられるだろう。Outlook.comが、Outlookと同様に「Exchange」をバックエンドに利用することを意味するわけではない(現在、両者は統合または共有されておらず、それが実施されるかどうか、いつ実施されるかは明らかではない)。
Microsoftの包括的な目標は、Outlook.com/Outlook/Exchangeを担当するチームが今後、Outlookのすべてのバージョンに対してより迅速かつ簡単に新機能をリリースできるようにすることである。
今後数週間のうちにOutlook.comに追加される新機能は、以下のとおりだ。
Microsoftは21日、ユーザーからのフィードバックや機能に関する要望、新しいアイデアへの投票を受け付ける「Outlook UserVoice」もローンチした。このフォーラムは、「Gear」アイコンの下にある「Feedback」をクリックするか、Outlook.UserVoice.comを訪れることでアクセスできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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