Googleで自動運転車プログラムを統括するChris Urmson氏は米国時間5月11日、同プログラムに関する事故の数字を一部明らかにした。
Urmson氏は、「(Googleの自動運転車)プロジェクトが開始されてからの過去6年間、170万マイル(約274万km)にわたる自動運転および安全用のドライバーによる手動運転において、11件のささいな事故(軽度の損傷でけがを含まないもの)に巻き込まれているが、自動運転車が起こした事故は一度もない」と述べている。
Urmson氏によると、Googleの自動運転車は、7回にわたって背後から追突されているという。また、米国の高速道路よりも市街地を運転する際の方が、繰り返し発生する事故の割合が高くなっている。
Urmson氏は、交差点で信号が青に変わっても同社の車が少しの間だけ停止したままでいるようプログラムされていることも明らかにしている。その理由として同氏は、待てずに交差点に突っ込んできたり、ぼんやりと交差点に進入してきたりといった、交差点における人々のマナーの悪さを挙げている。Urmson氏の投稿は基本的に、人間が恐ろしいほど予測不可能であることに対するエンジニアのいらだちを反映したものになっている。
Googleの広報担当者によると、Urmson氏が述べた170万マイルのうち、100万マイル(約161万km)は車が自動運転モードにあったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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