Googleの共同創設者であるLarry Page氏とSergey Brin氏がベンチャーキャピタリストのVinod Khosla氏と行ったインタビューから、同社がどこを目指しているのかが明確に見えてくる。
Page氏とBrin氏の目には、大きな改善が必要な世界が映る。Googleは、数社だけが世界を変える勝利者になることを期待して、さまざまな最先端分野に取り組んでいる。
そうした分野の1つが自動運転車だ。
Brin氏は、「自動運転車によって、世界中の交通が一変し、個人が自動車を所有する必要性、駐車や渋滞などの必要性が軽減されることを私は願っている」と述べた。
Brin氏は自身の思い描く未来について、次のように説明した。「自動運転車があれば、駐車場の必要はほとんどなくなる。なぜなら、1人が1台の自動車を持つ必要はないからだ。自動運転車はあなたが必要なときにやってきて、目的地まで運んでくれる。さらに、今よりはるかに効率的に道路を使用することも可能になる。われわれはまだこれを開発していないが、これまで多くの人がこれをシミュレートしてきたことは間違いない。複数の自動運転車で列車を形成することができる。自動運転車は高速走行も可能だ。おそらく、ここのハイウェイの走行速度よりはるかに高速で運転できるだろう」
Brin氏は自動運転車に関して、何が人々にとって理想的なことなのかも理解している。「ハンドルやペダルが不要なのも本当に素晴らしいことだ。同乗者が向き合って座れるように座席を設置することなどもできるかもしれない。従来の自動車設計は自動運転に最適なものではないのかもしれない」(同氏)
また、今や豊かな時代のはずだとPage氏は考える。実際に、人々を幸せにするのに、それほど多くのお金は必要ない。
同氏は、「人類学者は子供に住む場所や安全、機会を提供する必要性を指摘してきた。私たちがこれらを提供するのは、それほど難しくない」と述べた。実際のところ、私たちのリソースの1%を使えばそれらのニーズを満たすことができるとの試算を、同氏は提示した。
政府は自らが共通の利益と見なすものに予算を投じるべきだ、とBrin氏は考える。「私たちが欲しないもの、例えば、炭素などにもっと税金を課すべきだ」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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