デジタルガレージは5月1日、DGインキュベーション(DGI)を通じて、金融機関向けに個人資産管理ツールを提供する米MX Technologies(MX)に出資したことを発表した。MXにはデジタルガレージ、米国のUSAA、その他1社が合計3000万ドル(日本円で約36億円)を出資し、デジタルガレージは3分の1となる12億円を出資した。
MXは米国の銀行を中心とした金融機関に、顧客口座向けの資産管理ツールを2010年6月から提供している。導入先企業に合わせて、柔軟にユーザーインターフェースや機能の枠組みを変更できるほか、顧客口座の取引きデータ分析や広告配信ソリューションも提供している。PCだけでなくスマートフォンでも利用可能だ。
現在は、全米で500以上の金融機関や金融サービスプロバイダに利用されているという。また、金融関連のスタートアップが集まるカンファレンス「Finovate」で5回にわたり最優秀賞を受賞している。
今後は、デジタルガレージグループ内で連携を図り、日本の銀行を始めとした金融機関にMXサービスを広めることで、同社の日本展開を支援する予定。MXは今回の出資を受け、各種サービスを強化するとしている。
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