元証券マンが作った資産運用ツール「ZUU Signals」--“わかりやすさ”追求

井指啓吾 (編集部)2015年02月25日 09時00分

 フィナンシャルプラットフォーム事業を手掛けるZUUは2月25日、ユーザーの保有株や注目株に関する重要なニュースのみを配信し、保有株の状態をシンプルな見せ方で表示させる資産運用サービス「ZUU Signals」のβ版を公開した。当面は無料で提供する。3月中旬に予定する正式版リリース後、約1カ月でユーザー数1万人の獲得を目指す。

  • 「ZUU Signals」画面イメージ。保有株の状態を青/黄/赤の信号で表示

  • ニュースに対する金融専門家のコメントを閲覧できる

 “わかりやすさ”がウリで、株式に関する商品過多、情報過多、機能過多を解消する機能を備える。当初は「日本株」の運用に限定し、ニュースは「ユーザーが保有している株や注目している株の、株価の変動に影響するもののみ」を同社独自のアルゴリズムで厳選して提供する。また、同社の審査を通った金融専門家がニュースに対してコメントを付け、ユーザーの投資理解をサポートする。ユーザー自身がコメントをすることも可能だ。

 機能過多に対しては、従来のツールに比べて機能を絞り、わかりやすさを徹底した。ユーザーが購入した時点の価格に対する保有株の現在の状況を、青/黄/赤の信号で表示してひと目でわかるように工夫するなどしている。

 ZUUは2013年4月設立。これまでに、インターネットを通じた資産アドバイザー支援事業や、「ZUU online」をはじめとした金融経済ポータルメディア事業を展開してきた。同社代表取締役社長兼CEOの冨田和成氏は野村證券の出身で、富裕層向けプライベートバンク運用などの経験がある。ZUU Signalsでは今後、海外展開も視野に入れ、あらゆる資産運用領域に進出する予定。いずれは有料機能を追加することも考えているという。

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