Appleが米国時間4月27日に発表した 2015会計年度第2四半期決算(3月28日締め)において、中国における売上高は、2月の旧正月の後押しもあって70%上昇し、記録的な168億ドルとなった。前年同期の売上高は98億4000万ドルだった。
Appleの今回の決算報告で詳細に説明された地域の中で、3月の売上高が第1四半期の数字を上回ったのは中国だけだった。ただし、上げ幅はわずか4%だった。さらに、中国は欧州を抜き、米州に次いで2番目に大きな売上高を生む地域になった。米州の売上高は213億ドルだった。
まは、Appleは個々の地域のiPhone売上高は公表していないが、最高経営責任者(CEO)のCook氏は27日、第2四半期に大中華圏でのiPhone売上高が70%以上増加したこともアナリストとの電話会議で明かした。
米国などの欧米市場では年末の休暇にデバイス販売が増加するが、中国では2月の旧正月に大きな買い物をする傾向がある。
Cook氏はアナリストとの電話会議で、「第2四半期は信じられないほど素晴らしかった。現在の中国ほど大勢の人々が中産階級の仲間入りをしている事例を私は見たことがない。そして、中国は当社の売上高の大部分を占めている。われわれは本当に誇りに思っており、今後も中国への投資を継続する」と述べた。
先進国市場でスマートフォンの売上高が鈍化する中、中国のような地域は携帯端末ベンダーにとって、より重要な存在になっている。Appleは中国の主要通信キャリアと提携することで、同国での市場シェア拡大に取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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