ニューヨーク発--Googleは、成層圏のインターネット気球の位置を軍隊のような正確さで特定する能力を備えているかもしれないが、その気球に接続可能なスマートフォンの機種について、好戦的になるつもりはない。
「Google X」研究所を統括するAstro Teller氏が米国時間4月22日に明かしたところによると、「Project Loon」は高高度気球を使って「Android」デバイスと「iOS」デバイスの両方にインターネット接続を提供し、自らの親会社とライバルAppleの両方のモバイルOSを受け入れる予定だという。Teller氏はトライベッカ映画祭でのプレゼンテーションでこのことを発表した。
さらに、Teller氏によると、同社は発展途上地域へのインターネットアクセス提供を目指す気球の制御にも磨きをかけており、気球を1万マイル(約1万6090km)移動させて、目的地点から数百ヤード(1ヤードは約0.91m)以内まで到達させることが可能になったという。
Google Xは先週、Project Loonは商業化に近づいていると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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