Facebookは米国時間4月22日、「Android」搭載端末向けの新しい発信者番号通知アプリ「Hello」を発表した。同サービスのデータを利用して人や会社を検索する機能があるほか、特定の番号を「ブロック」することも可能だという。
HelloアプリによってFacebookは、通話というこれまでほとんど扱っていなかった分野に参入することになる。
Facebookは、Helloアプリを「テスト中」であると述べている。同アプリは現在、「Google Play」ストアで無料でダウロードできる。Helloアプリは、GoogleのモバイルOSであるAndroidを搭載する端末にもともと装備されているダイヤル機能に置き換わるものである。
Facebookの「Messenger」チームによって開発された同アプリは、ユーザーに電話がかかってくると、発信者の番号がユーザーの端末に保存されていない場合でも発信者情報を表示する。もっとも、表示されるのは、発信者がFacebook上でそのユーザーに対して公開(または一般公開)している情報のみとなる。
Helloには特定の番号を「ブロック」する機能があり、ブロックされた番号からの通話は留守番電話に直接送られる。また、Helloを使ってFacebookで人や会社を検索し、1度タップするだけで電話をかけることもできる。さらにHelloは以前からMessengerの一機能だったWi-Fiを使った無料通話の利用も促進している。
今のところ、Helloアプリが利用できる地域は米国、ブラジル、ナイジェリアの3カ国だけだ。今後Appleの「iPhone」に対応するかどうかについて、Facebookの広報担当者は、Androidでのテストの結果次第だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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