Nokia Technologiesがあるプロジェクトに秘密裏に取り組んでおり、早ければ2016年にも携帯電話市場に再参入する見込みだという。Re/codeが、同社の計画を知るとする複数の情報筋らの話として報じている。この記事によると、Nokiaは端末を発表し、そのデザインと名称を別の企業にライセンス供与して、その企業が製造と販売を行うという。
MicrosoftがNokiaの携帯端末事業を72億ドルで正式に買収したのはほぼ1年前のことである。 この買収に基づき、MicrosoftはNokiaの名称を一定期間使用し、Nokiaのスマートフォンの製造を2015年の間継続する権利を取得した。Nokia Technologiesは、この買収の対象外となった3部門のうちの1つである。
Microsoftは2014年11月、スマートフォンで「Nokia」というブランド名を廃止し、「Microsoft Lumia」という製品シリーズを発表した(Lumiaという名称は、Nokiaから受け継いだものである)。Nokiaは同時期に、同社独自のブランドを冠したタブレット「N1」を発表した。
Nokiaは、Nokiaブランドのスマートフォンを2015年内には発売できないため、新端末に取り組むための時間が十分にある状態で、早ければ2016年にも新製品を発表する可能性がある。
Microsoftへの事業売却以降、Nokiaは同社の地図およびネットワーク事業の構築に専念してきた。スマートフォン開発に取り組んでいると報じられているNokia Technologiesは、同社が保有する特許を他の企業にライセンス供与する事業のほか、新製品開発にも従事している。
Re/codeの情報筋らによると、Nokia Technologiesは、仮想現実分野向けに設計された製品など、他の種類の製品にも取り組んでいるという。
Nokiaは、Re/codeの報道に関してコメントを控えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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