米国時間4月10日に同国で発売された「Galaxy S6」がiFixitによって分解され、その結果が14日に発表された。修理のしやすさは、10点満点中4点という評価だった。
iFixitによると、スペックに注目すれば、S6は確かに「GALAXY S5」より優れているように見えるという。S6は解像度2560×1440ピクセルの5.1インチ「Super AMOLED」タッチスクリーンを備える。さらに、「Exynos 7 Octa 7420」プロセッサのほか、16メガピクセルの背面カメラ、内蔵のワイヤレス充電機能、Corningの「Gorilla Glass 4」強化ガラスも搭載する。オンボードストレージは32Gバイト、64Gバイト、128Gバイトの3種類のオプションが用意されている。
しかし、Galaxy S6は、iFixitの担当者が筐体を開けることさえ困難だった。背面カバーを取り外したければ、接着剤をすべてはがして、ネジをすべて外すしかない。また、iFixitが内部コンポーネントを調べた結果、Galaxy S6 edgeで使われているものと「そっくり」であることが分かった。
S6のバッテリを取り外すのはS6 edgeより簡単だが、GALAXY S5などの過去のモデルと比べると困難だ。プロセッサを含むマザーボード上のさまざまなコンポーネントを確認した後、iFixitのチームはドーターボードを取り外して、オーディオジャックとmicroUSBポート、そして、タッチセンサか指紋センサのコントローラと思われる別の部品を発見した。
Galaxy S6の修理のしやすさは、10点満点中4点という評価だった。iFixitはそのような低い評価を下した要因をいくつか挙げた。USBポートを交換するためには、ディスプレイを取り外す必要がある。バッテリは、マザーボードを取り出さなくても取り外し可能だが、粘着力の強い接着剤と、接着剤で固定された背面パネルという手強い相手に立ち向かわなければならない。最後に、ディスプレイを破壊せずにガラスを交換することは、「おそらく不可能」だという。
Galaxy S6 edgeの修理のしやすさは、3点と判定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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