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「映像業界の課題を解決したい」--LINE元社長、森川氏の次なる一手 - (page 3)

井指啓吾 (編集部)2015年04月10日 08時33分
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 収益化は2015年内は考えていない。まずはコンテンツやサービスに集中し、2016年からビジネスを考える。試験的になにかに取り組む可能性はある。

  • 「C Chanel」ベータ版の画面

 具体的には、動画広告とECを考えている。ECでは、C Channelブランドの服をOEMで作って販売したい。イベントなどでオフラインでも販売できる。そういった流れを作ろうと考えている。価格帯などはまだすべて未定。広告だけで収益が上がるのが理想なので、ブランドはやらない可能性もある。

 動画広告は当初、LINE公式アカウントのように、月額費をいただくことを考えている。C Chanelの動画は縦なので、今までの素材は使えない。そのため、C Chanel向けに作り込むことになる。最初は数社に絞って、動画制作までをこちらで担えるようにしたい。

 動画広告はショートフィルムのように作り込む。C Channelのタレントが出演して商品を紹介する形になるかもしれない。広告というよりもPRに近い。広告主が「提供スポンサー」のようなイメージになるのが理想。

 やはりブランドが大事。ファッション誌は何でもかんでも広告を載せることはしない。そのブランドに合う広告主とだけ付き合って、クリエイティブを作り込んで載せている。

 いま、ネット業界の人、というか日本人そのものがブランドを作れなくなっていると感じる。我慢強くなくて、すぐにお金もうけに走ってしまう。ある程度我慢しなければいけない。我々はなるべく、やせ我慢したいと思っている。

――LINEとの連携は。

 あるかもしれないが、まだわからない(笑)。

――LINEの顧問として何をしているのか。

 なにか困ったことがあったら相談にのるくらい。オフィスに行って手を動かすことはほとんどない。

――グローバルメディアを目指す上で何を意識しているか。

 今までの概念をそのまま踏襲するのは意味がないと思っている。サービスや動画のクオリティにしても、何をもって“クオリティ”というのかを、今後やりながら見ていく。“画”がきれい、構成がよい、出演している人がかわいいなど、さまざまな切り口がある。それをすべてよくするとお金が掛かってしまうので、どこにフォーカスするかをきめなければならない。

 どういう人がどういうものに魅力を感じるかは数字を見なければわからないので、さまざまなパターンを試していく。数字が見えた段階で早く動けるような体制をとっている。

 大きな会社にしたい。それができないなら、やる意味がない。業界が変わるくらい大きなことがしたい。今のスタッフはそれに魅力を感じて集まってきてくれている。10億、20億もうかったからIPO(新規株式公開)する、というのは(C Channelのビジョンとして)違う。

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