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「映像業界の課題を解決したい」--LINE元社長、森川氏の次なる一手 - (page 2)

井指啓吾 (編集部)2015年04月10日 08時33分
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 スマートフォンで撮ったものをそのままアップロードするのではなく、原宿にあるオープンスタジオで編集/加工して配信する。そのまま出してしまうと質が低い。

 モデルやタレントにアカウントを渡して、普段通っているようなカフェや、服のコーディネート、ヘアメイクなどの動画を撮影してもらい、まずは1日20本を目標にする。また、リアルタイム性を出したい。雨の日はそれにあわせた動画を配信したり、季節のイベントにあわせた動画を出したりしていきたい。

 サービスそのものの話ではないが、映像業界の課題を解決したい。映像業界は、スピードが遅い、職人が多い、結果として料金が上がってしまうといった現状がある。基本的に、クリエイティブは人件費。中間業者などがいることによって、料金が格段に上がってしまっているため、映像は大変というイメージがある。それを変える。

 まず、原宿にオープンスタジオを作る(1階がスタジオで、2階が事務所のオフィスを新設する)。スタジオで撮影することもできるし、外で撮ったものを持ち込んでもらえれば編集して配信できる。週末にはイベントを開いてユーザーを呼んだりもしたい。原宿の人通りの激しいところなので、プロモーション効果も高いと思う。


原宿に開設するオープンスタジオのイメージ

 次に、ファストファッションのSPAモデル(Specialty store retailer of Private label Apparel/企画から製造、小売までを一貫して行うビジネスモデル)のような仕組みを取り入れる。これまで映像は、出演する人と映像を作る人、配信する人がすべて分かれていたが、これを社内にまとめる。タレントなのに編集ができるとか、編集ができるしITもわかるとか、そういった人を束ねる。一括して映像を作ることで、スピードが上がってコストが下がる。

 「報道」の現場に近いイメージで、スタッフは朝出社して1階のスタジオで仕事をして、撮るものを決めたら外出して、帰ってきてそのまま編集する、そういったチームを作っていきたい。

 動画は「1分」としているが、もう少し短くなるかもしれない。電車の中で立って片手で見て、音がなくても楽しめるように字幕を付ける。字幕を作っておくと、テキストがある分翻訳がスムーズになり、海外展開がしやすくなる。

 2015年内にニューヨークにスタジオを開設する。MTVの立ち上げメンバーだった人とともに、そこで新たなクリエイティブを作ろうと思っている。

―― 一般ユーザーが動画を撮影して、スタジオに行って編集して配信することはできるのか。

 まだわからない。ただ、だれでも出演できたらそれは“ブランド”ではない。ある程度厳しい部分も必要かと思う。認定ユーザーを増やす可能性はある。

――ビジネスモデルは。

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