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「映像業界の課題を解決したい」--LINE元社長、森川氏の次なる一手

井指啓吾 (編集部)2015年04月10日 08時33分
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 3月にLINEの代表取締役社長を退任し同社顧問に就任した森川亮氏が、新会社「C Channel株式会社」を立ち上げてスマートフォン向け動画メディア事業を開始した。

 ファッションやヘアメイク、フード、トラベルなどの情報を縦長の動画で1分以内にまとめ、10~30代の女性に向けて配信するもので、森川氏は「インターネット動画ファッション雑誌」と表現する。新事業のきっかけや具体的なビジョン、盛り上がりつつある動画市場について森川氏に聞いた。


C Channel代表取締役の森川亮氏。3月にLINE代表取締役社長を退任し、同社顧問になった

――なぜ動画メディア事業に取り組むのか。

 事業が具体的になったのは3カ月前くらい。グローバルメディアを作りたいと思った。今まで、インターネットが個人をエンパワーメントしてきた流れがあるが、メディア業界に関してはまだまだ変化していない。私はもともとテレビ局(日本テレビ放送網)にいたことがあって、もっと大きなことができるのではないかと思い、当時のテレビ局の仲間と一緒に会社を立ち上げた。

 現在は動画が盛り上がってきているが、国内のサービスはニッチ層に向けたものが多く、広告分野では厳しそうだ。そこで、よりマス層に向けたメディア展開をしようとしている。またその分、海外に広く展開することを視野に入れている。

 C Channelという名前は「映像」の歴史に由来する。映画が映像を見にいく時代を作り、テレビが映像を受け止める時代を作った。C Channelは映像でCommunicationする時代を作りたい。


「C Channel」で配信される動画のイメージ

 また、スターを生み出したい。私が20代の頃にケーブルテレビの大きな流れがあって、その後MTVやCNNが出てきた。今回の波はそれに近い形で、専門チャンネルがグローバルで出てブランドを作る時代がくると考える。女性向けのメディアとしてブランドを作って、世界に進出し、そこからスターが生まれるような仕組みを作りたい。

――なぜ女性向けなのか。

 男性と女性とでメディアへの関わり方が違うと思っている。買い物もそうだが、イメージとして、男性は欲しいものがあるとその売り場に行くだけですぐ帰ってしまう。そのため、ビジネスとしてはあまりうま味がない。一方女性は目的以外の売り場も見て回る。そういった特徴があるので、女性向けのほうがやりやすく感じる。

――動画サービスはすでに複数あるが、他とは何が違うのか。

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