バンダイナムコオンラインとセガネットワークスは3月17日、共同で開発した新規コンテンツ「ザクセスへブン」を発表。第1弾としてスマートフォン向けゲームを制作する。
ザクセスへブンは近未来の日本に出現した「再生首都・東京」に存在する5つの学園を舞台に、特殊能力「ザクセス」を持つ若者たちがバトルを繰り広げるオリジナルストーリーで展開する。舞台となる学園には「緑」「紅」「蒼」「白」「黒」というイメージカラーがあり、それぞれの学園で独立したテーマのストーリーが用意されているという。登場するキャラクターは150人以上。それぞれに設定やバックストーリーが存在する。すでに20本以上のプレミアムアニメーションを制作ており、さまざまな配信形態で放映するという。
制作にはアニメ業界を中心に活躍するクリエイターが参加。企画・原作は「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」の企画プロデューサーである古里尚丈氏、キャラクターデザインは久行宏和氏、佐々木洋平氏、松井章氏、平井久司氏。ボイスも人気声優陣が参加。アイドルグループ「夢みるアドレセンス」の志田友美さんも声優に挑戦するほか、アイドル声優ユニット「i☆Ris」のメンバー全員が、白の学園のキャラクターボイスを担当。また主題歌は2曲用意され、それぞれ夢みるアドレセンスとi☆Risが担当する。
スマートフォン向けゲームについては、スマホ初の本格アニメーションRPGとうたっている。ゲーム内容については触れられていないが、今までのゲームにはなかったような演出にこだわっているとしている。配信時期については未定。
同日に行われた発表会では、バンダイナムコオンライン 取締役 事業本部長の関口昌隆氏とセガネットワークス 上席執行役員 事業本部長の岩城農氏がともに登壇。
関口氏はバンダイナムコオンラインがバンダイナムコゲームスの子会社であることを前置きしつつ、同社がもともとPCオンラインを中心に展開してきた会社であることを説明。一方でスマートフォン向けの展開は本作が初めてであり、競争が激しい市場のなかで勝ち残るために出した選択が、自社の強みでもあるアニメーションなどのコンテンツ制作に注力することであると説明。そしてスマートフォン向けゲーム開発や運営についてはパートナーを求めることにし、セガネットワークスへ打診を行ったと共同開発に至る経緯を明かした。
岩城氏は、接触頻度が多く身近なデバイスであるスマートフォンは、アニメやゲームといったさまざまなメディアが交わるコンテンツとの相性がいいとし、しっかりとしたゲームを提供すると抱負を語った。
今後の展開のなかでは、4月25日と26日に幕張メッセにて「ニコニコ超会議2015」にブースを出展。超会議内で最大規模のコマ数を確保し、大々的にアピールしていく。
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