UPDATE Microsoftは、「Windows 10」を今夏、世界的に投入する計画であるという。
具体的な日付は明らかになっていないが、Windows担当幹部のTerry Myerson氏は米国時間3月17日、Microsoftが同OSを今夏リリースする予定であることを中国の深センで開催中のWindows Hardware Engineering Community(WinHEC)サミットで発表した。
Myerson氏は「われわれは、引き続き開発を大きく進めており、Windows 10が今夏に190カ国111言語で提供されることを本日発表する」とブログ投稿に記している。「Windowsは、世界的規模にあり、世界中で15億を超えるユーザーを抱え、ここ中国でも多数のPCがWindowsを今日稼働している」(Myerson氏)
Myerson氏は、今回の発表の機会を利用して、Windows 10の新機能である「Windows Hello」を発表している。同機能は、ユーザーの顔、指紋、虹彩を利用してデバイスのロックを解除する新しい識別認証プロセスだ。Intelの「RealSense 3D」カメラを統合したサードパーティー製システムは、Myerson氏が「従来のパスワードに比べて非常に安全」と表現するこの新機能をサポートする。
また、Myerson氏は、小型のIoT(モノのインターネット)デバイスに向けて開発されたWindows 10のバージョンが一般リリースとともに無償で登場すると述べている。
Myerson氏は、「Windows 10は、多様なIoTデバイス向けのWindowsバージョンを提供する。それは、ATMや超音波機器といった強力なデバイスから、リソースに制約があるゲートウェイなどにわたる」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス