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横須賀に“行かない理由”を逆手にとったIngressでの集客--ガチ勢も遊べるフィールドに - (page 3)

加納恵 (編集部)2015年03月20日 10時00分
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ゼロから455人へ、閑散期の観光地を盛り上げた施策

--2月末まで実施されたキャンペーンの効果はいかがでしたか。

古崎 2月28日まで通常1300円の渡航料が半額の650円になる「猿島航路割引」と「MISSION OF YOKOSUKA」の2つのキャンペーンを実施していました。

 MISSION OF YOKOSUKAは、横須賀市内観光スポットにあるIngrerss内のミッションを2つ(リアル課金エリアの猿島と登山ルートは1つ)クリアして応募すると、モバイルバッテリや海上自衛隊カレー缶、公式Ingressグッズなどが当たるプレゼントキャンペーンで、290件(レジスタンス:122件、エンライテンド:168件)の応募がありました。

矢部 応募いただいた方の居住場所も、神奈川県が最も多かったのですが、東京、埼玉、千葉といった首都圏、さらに北海道の方までいらっしゃって、われわれとしても驚いているところです。

古崎 猿島航路割引には455人の方にご利用いただき、これは全体の6%を占めます。猿島は船でないといけない場所で、もともと冬場の利用客が少なく、11月から2月までの閑散期は、土日祝日のみの運航となっています。

 全体から見れば6%に過ぎないのかもしれませんが、この455人はIngress割がなければ、決して猿島に来なかった層です。そういう意味ではゼロが455人になった時点で、かなりの成果だと思います。

コンプリートしたくなるメダルデザインは人を次へ動かす力がある

  • Missionキャンペーンのルート。横須賀全域を使って開催された

--Missionを作る上でのポイントはありますか。

古崎 中央部だけではなく、横須賀市全体を使ってミッションを作成していて、Missionによってはクリアするのに1時間程度かかるものもあります。

 横須賀はちょうどいい田舎なんですよね。中央部にはポータルが密集していますが、沿岸部に移動するにはバスや車を使う必要も出てきます。Intel Map(ブラウザから利用できる広域マップ)を見るとわかりますが、中央部はレジスタンスとエンライテンドが入り混じっていても、少し坂を上るとレジスタンスだけになったりと、ほんの少しの地形の変化や距離で勢力図が全く変わってきます。こうした勢力図をきちんと理解してミッションを作っていくことが大事だと思います。

オオツネ あと、素晴らしいデザイナーがいたことも、「横須賀は運がいい」と思うポイントですね。Missionの後にもらえるメダルのデザインがすごくいいんですね。Missionをやるには「このメダルがほしい」というのも大きな理由の1つですから、みんなが欲しくなる、かっこいいデザインでなければなりません。

古崎 デザインは、商業観光課のデザイナーが担当しています。今回プレゼントを応募いただく際にアンケートを実施したのですが、半数がメダルデザインについてのご意見で「キャンペーンが終わっても全部クリアしたいので、また来ます」と言っていただきました。統一されたデザインなので、収集欲をくすぐるのだと思います。

 メダルはその場所にいって、Missionをクリアしないともらえませんから、“証”になります。見るたびに「やったな」と思いますし、それがカッコよければよいほど「新しいメダルもほしい」と思わせる。次に人を動かす理由になります。

  • Missionをクリアするともらえるメダル。作りこまれたデザインは観光課の職員の手によるもの

  • プレゼントとして用意されたメダルステッカー

  • まいあめ工房から商品提供を受け「イングレス飴」もプレゼントした

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