「Ingress」は、GoogleのプロジェクトNiantic Labs(ナイアンティック・ラボ)による実空間の位置情報を活用したゲームだ。
エンライテンド(緑)もしくはレジスタンス(青)に分かれて、現実の世界にある人が集まる場所、印象的なレリーフや壁画などが登録されている「ポータル」を自陣で制圧する。さらにはポータル同士を線で結び、これらによって構築される三角形が占める人口を競うゲームだ。
アプリ内に課金の仕組みはない。ただ、実際に歩いたり自転車に乗って移動しながらプレイしたりすることから、動きやすい服装や靴、水分と食糧補給、自転車、モバイルバッテリなど、実世界で買い物をして快適なプレイ環境を作り上げたくなってくる。Ingressのエージェントの間では、これらを「リアル課金」と呼ぶ。
そんな状況を背景に、Ingressとコラボレーションを行うアイテムやブランドが増えてきた。今回は、オーディオメーカー、ゼンハイザーがIngressとコラボレーションしたヘッドホンを紹介する。なお、米国では199.95ドルで販売されているもの。日本ではAmazon.co.jpなど一部で購入できる。
ゼンハイザーのMOMENTUM On-ear Ingressは、伝統のダイナミックドライバーを採用したオンイヤータイプのヘッドホンだ。モバイル用により軽量・コンパクトに設計されながらも、ステンレススチールのレトロな輝きが光る製品だ。
このヘッドフォンの第一印象は、手に取ったときの軽さだ。ボディには金属があしらわれており、幾分の重量感があるだろうという先入観で手に取ることも相まって、152gというiPhone 6 Plusよりも軽いヘッドフォンは、より軽快感を感じるだろう。
Ingressモデルはブラックをベースにし、非常にさりげなく、Ingressの陣営の色が施されている。写真はエンライテンド用のヘッドホンだが、明るいグリーンが黒く引き締まったヘッドホンの良いアクセントになっている。
加えて、非常に細かい部分ではあるが、ステンレスのパーツ同士を結ぶバンドの部分のステッチも、陣営のカラーの糸が使われており、こちらもさりげないが確実にIngressモデルかつどちらの陣営のエージェントかがわかる。
そして通常モデルとの違いとして、ゼンハイザーのロゴが施された留め具には、エンライテンド陣営の紋章が彫られており、高級感が漂う仕上がりとなっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス