「Apple Watch」での「Apple Pay」使用方法、E・キュー氏が説明

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年03月09日 07時15分

  「iPhone 5/5C/5S」のユーザーも「iPhone 6/6 Plus」のユーザーと同様、パスコードを入力するかスマートフォンで「Apple Watch」のロックを解除するだけで「Apple Pay」を使用することができるという。「iTunes」やApple PayをはじめとするAppleのインターネットソフトウェアおよびサービス事業の統括者であるEddy Cue氏が説明した。

 米国時間3月6日、バスケットボールチームGolden State Warriorsの試合が始まる前のオラクルアリーナで、Appleがアリーナ内でのApple Pay提供開始を発表した際、Cue氏は、「iPhone」を介してApple Watch上でこのサービスを使用する方法を説明した。

 iPhoneに対応するApple Payは、スマートフォンを決済端末にタップしてから、スマートフォンの「TouchID」指紋センサをタッチするだけで商品を購入できるようにするサービス。しかし、スマートフォンと端末には、決済認証情報が格納された近距離無線通信(NFC)チップが内蔵されている必要がある。このことから同サービスを利用できるのは、新しいiPhone 6またはiPhone 6 Plusに限定されていた(が今回、Apple Watchがあれば話は別だということが分かった)。

 Apple Watchにもモバイル決済を可能にするNFCチップが内蔵されているが、TouchIDはない。代わりにユーザーは、Apple Watchにパスワードを入力するか、Apple Watchをはめてから自分のiPhone上の指紋センサをタッチする必要がある。それによってApple Watchのロックが解除される。ただし、Apple Payを使用する度にパスワードを入力する必要はない。iPhoneとペアリングした後、またはパスワードを入力した後は、Apple Watchを外さない限り、ロックは解除されたままになるとCue氏は述べた。

 また同氏によると、指紋センサやNFCを搭載しないAppleの旧式スマートフォンのユーザーも、Apple WatchによってApple Payを利用することができるという。Apple Watchをはめた状態で、パスコードをApple WatchまたはiPhoneに入力するだけで、Apple Watchのロックを解除できる。AppleがTouchIDを搭載し始めたのは、2013年9月発売のiPhone 5sからだ。Apple Watchを使用するには、iPhone 5/5c/5sかiPhone 6/6 Plusが必要だ。


Eddy Cue氏(写真左)と、Golden State Warriorsのプレジデント兼最高執行責任者(COO)であるRick Welts氏。カリフォルニア州オークランドにあるオラクルアリーナで、Apple Pay提供に関する新たな提携について語った。
提供:Shara Tibken/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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