Appleのサプライヤー各社が2015年に入り、より高解像度のディスプレイを搭載する12インチ「MacBook Air」の量産を開始したと、The Wall Street Journalが米国時間3月4日、「この件について詳しい人々」の話として報じた。この情報筋によると、サプライヤー各社は「大量」の新型MacBook Airを2015年第2四半期のいずれかの時点で出荷することを目指しているが、具体的な発売日はまだ決まっていないという。
Appleはすでに、より高価格の「MacBook Pro」にRetinaディスプレイを搭載している。MacBook Proの解像度は、13インチモデルが2560×1600ピクセル、15インチモデルが2880×1800ピクセルだ。現在販売されているMacBook Airの解像度は、11インチモデルが1366×768ピクセル、13インチモデルが1440×900ピクセルにとどまっている。
AppleはRetinaディスプレイを搭載するMacBook Proについて、通常のMacBook Proディスプレイの4倍のピクセルが詰め込まれており、「驚くほどの精細さ」を実現しているとアピールしている。同社はさらに、Retinaディスプレイは、さらにコントラストが高く、黒に深みがあり、反射を抑えて視野角も広がると説明している。「OS X」の最新版に付属するアプリケーションはすべて、既に高解像度をサポートしている。
Appleは競合他社に後れを取らないようにしている可能性もある。高解像度のディスプレイを搭載したウルトラブックを用意している「Windows」搭載PCベンダーが増えており、価格もMacBook Airより低く設定している。
12インチのMacBook Airが発売されれば、Airのラインアップに3番目の製品が加わることになる。通常、Appleは製品ごとに2種類の大きさのディスプレイを提供している。
Appleは9日に発表イベントを開催する予定で、「Apple Watch」を披露すると予想されている。ただし、新しいMacBook Airなど、他の製品の発表もあるだろうと報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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