円筒部の電源ボタンの近くには8メガピクセルのカメラが付いているが、撮影した写真の色はぱっとしない。手動フォーカスのオプションもあるが、フル解像度ではあまりシャープな写真にはならない。前面の1.6メガピクセルのカメラで撮影する自画撮り写真の品質も同様だ。とは言え、タブレットのカメラとしてはそれほど悪いものではない。
Lenovoには、これまでもタブレットに競合デバイスよりも優れたスピーカを搭載してきた歴史がある。YOGA Tablet 2もこの伝統に倣い、Dolbyアプリを利用すると高音質を発揮する前面ステレオスピーカを搭載している。Dolbyアプリはウィジェットとして簡単に利用でき、映画、音楽、ポッドキャストに音を最適化する。小さな部屋で聞く場合は、かなり大きな音で聞こえ、最大音量で威力を発揮する。
Lenovoによれば、8インチ版のYOGA Tablet 2のバッテリは最大18時間持つ(もちろん、特定の条件下ではあるが)。フル充電で頻繁に使用した場合のバッテリ持続時間は6時間から7時間だった。長い間動画をストリーミングしたり、ゲームをプレイした場合でも、バッテリ持続時間は常に筆者が予想していたよりも長かった。
Lenovoのファッションよりも機能を重視するアプローチは、競争の激しいタブレット市場でも、このモデルを目立つものにしている。Androidに詳しいユーザーは、機能が削られていることに落胆するだろうが、YOGA Tablet 2はもっともお買い得なタブレットの1つだと言っていいだろう。
Amazonの「Fire HDX 7」は、性能もかなり高く、家族向けで、YOGA Tablet 2よりも安いが、画面は小さく、UIも制限されている。NVIDIAの「SHIELD」は、手に入るAndroidタブレットとしては最高のものの1つで、最高水準のNVIDIAのチップセットと最新バージョンのAndroidを採用している。だが、残念なことに倹約家のユーザーにとっては高すぎる。純粋に価格性能比だけを考えた場合、LenovoのYOGA Tablet 2はちょうどその中間にあたる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境