Lenovoが「Yoga」製品を提供するサイクルは、ある種の規則に従ったものになっており、そのサイクルは現在、3年目を迎えている。まず、ハイエンドの「Pro」モデルが秋に鳴り物入りで登場し、それから数カ月後のCESでよりコストを抑えた新モデルが披露される。このローコストモデルは、「Pro」モデルで評価されていた部分の多くを引き継いでいるが、筐体はより大きくなり、よりプレミアムな機能を欠く。
例えば、13インチ「Yoga 2 Pro」は、11インチと13インチの「Yoga 2」(「Pro」が取れている)へと変化するとともに、より高価格なバージョンが備えていた非常に高い3200×1800解像度などがなくなっている。
「Yoga 3 Pro」は2014年後半にリリースされたが、Yogaファミリとしてより大きく変化し、議論の的となった。Yoga 3 Proは前機種よりも薄型だが、360回転可能なヒンジが標準的なノートPCで採用されているようなものから、腕時計のバンドのような金属製ベルトが筐体幅いっぱいに広がったものへと変わった。同時にシステムは、スリムでプレミアムなタブレットやハイブリッド向けの新しいIntel製「Core M」プロセッサへと代わった。これにより、Yoga 3 Proは薄型軽量化されたが、前機種よりも性能が低速でバッテリ持続時間も短くなった。
そして、次は、新しい「Yoga 3」ファミリだ(再び「Pro」がなくなっている)。同製品は、11インチと14インチモデルが用意されているが、腕時計のバンドのような独特のヒンジはなくなっている。Yoga 3は、Yoga 3 Proよりも以前のバージョンに近くなっており、Yogaファミリでかつて使われていた2つのヒンジを採用したデザインへと戻っている。ただし、Lenovoによると、ここで使われているヒンジは、以前のものよりも使いやすくなっているという。
14インチのYoga 3のは厚さ18.3mmで、1920×1080ピクセルの14インチディスプレイが13インチノートPCのような筐体に収まっている。11インチモデルは、厚さ15.8mmで、重量は、非常に軽いYoga 3 Proよりも軽い。
14インチモデルは、標準の「Intel Core i」シリーズCPUを搭載しているので、性能が向上し、バッテリ持続時間がより長い。ただし、Yoga 3 Proのような超薄型ではない。「Core i7」まであるこれらのチップは、開発コード名「Broadwell」で知られるIntelの新しい第5世代Core iのものが採用されている。また、NVIDIA製グラフィックスカードが一部構成で初めて採用されている。
11インチのYoga 3は、Intel Core Mを依然採用している。同プロセッサは、13インチYoga 3 Proよりも、11インチノートPCにフィットしているように思われる。
Proほど目を奪われるものはないが、Yoga 3は、オレンジ、シルバー、ホワイト、ブラックなどのカラーが用意される。
価格は、11インチのYoga 3が799ドルからで、14インチのYoga 3が979ドルからとなっている。両モデルとも、米国においては、3月にLenovoとBest Buyから発売される予定だ。米国外における価格と発売時期については明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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