円柱部左側の下の部分には、電源ボタンとMicro-USBポートが配置されており、その少し上に音量ボタンがある。ヘッドホンジャックはその反対側だ。円柱部は滑らかだが、タブレットの背面は滑りにくく加工されている。
円柱部があるおかげで、縦向きではかえって片手で持ちやすくなっている。横向きで持つ場合には、すこし調整が必要だ。両手はより持ちやすい下側に引き寄せられ、バーベルを持っているような状態になる。キックスタンドを有効活用しようと思ったのには、この持ちにくさのせいもある。
LenovoのYOGA Tablet 2にはAndroid 4.4 KitKatが搭載されており、その上には(残念ながら)見慣れたオーバーレイが乗っている。2014年モデルと同じく、YOGA Tablet 2のAndroidスキンは単純化されすぎている。もっとも目立つのは、インターフェースにアプリトレイがないことだ。すべてのアプリのショートカットは、アプリトレイではなくホーム画面に置かれている。
フォルダを作ってショートカットを整理したり、配置するホーム画面を選ぶことは可能だ。しかし、すべてを整理するには時間がかかる。UIについて熟知していない場合はなおさらだ。
筆者は多くのアプリをダウンロードし、ホーム画面にはよく使うものだけを入れたフォルダを作るようにしているため、アプリトレイの仕組みを非常に気に入っている。これはiOSとはまた違う、独自の奇妙な特徴になっている。このUIは以前からのAndroidファンを失望させるだろうが、AppleのiOSからAndroidに移行しようとする人にとっては抵抗が少ないかもしれない。
さらに、この8インチモデルには、不思議なウィジェットの制約がある。もっと多くのウィジェットを置けるスペースがある場合でも、各ホーム画面には2つまたは3つのウィジェットしか置くことができない。ウィジェットをよく使うユーザーは、複数のホーム画面をうまく利用する必要があるだろう。
YOGA Tablet 2には、簡単なマルチタスクを処理できるマルチタスク機能が用意されている。比較的低価格なタブレットにしては、映画を見ている最中に電子メールに返信するなどの簡単なタスクをいくつか同時にこなせるのは便利だ。すべてのアプリがマルチウィンドウに対応しているわけではないが、一番便利だったのはChromeブラウザだろう。
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