「Apple Watch」、健康関連機能の搭載を断念の可能性--センサの問題で

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年02月18日 09時15分
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 Appleは、まもなく発売予定の同社スマートウォッチ「Apple Watch」において、内蔵センサの問題から多数の健康関連機能を削除せざるを得ない状況に追い込まれたと報じられている。

 The Wall Street Journal(WSJ)によると、Apple Watchで心拍数、血圧、ストレスレベルをモニタリングできるようにする計画が中止になったという。センサの動作があまりにも一貫せず、同社の望む結果が得られないためだという。4年間にもわたる研究、開発、試験にもかかわらず、バンドの締め付け具合、皮膚水分量の変化、装着者の腕の毛深さといった変数の補正が難しすぎることが明らかになった。

 またAppleは、規制当局の監視対象になり得るような健康関連機能の実装は避けたいと考えている。

 その結果、Appleは、同製品を健康管理に焦点を当てたものにするのではなく、「iPhone」のコンパニオン機器として押し出すことにした。

 このような後退にも関わらず、Appleは同製品のヒットを見込んでおり、最初の四半期用に600万個もの製造を発注したと記事には記されている。半数はエントリレベルモデルの「Apple Sport」で、3分の1がステンレススチール製で表面にサファイアガラスを採用する中位モデルになる予定だ。また同記事によると、最上位のゴールド製モデルの価格は、1個4000ドルにもなる可能性があるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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