Microsoftは2014年、Dropboxと提携して、ユーザーが「Office」アプリ内から「Dropbox」ファイルにアクセスして編集および共有できるようにすると発表した。
Microsoftは米国時間2月17日、Officeのクラウドストレージオプションを拡大し、まずは「iPad」および「iPhone」向けOfficeを対象に、AppleやBoxなどを新たなパートナーとして追加した。
iPadおよびiPhone向けOfficeに対し、表示および編集のための新しいファイル選択統合機能が追加された。サードパーティーのクラウドストレージプロバイダーは、自社アプリを「iOS」版Officeアプリの「場所」を選択する機能に統合することができる。これにより、ユーザーはOffice内から、Microsoftの「OneDrive」だけでなく、そのプロバイダーが提供するサービスにあるドキュメントを開き、編集し、保存できるようになる。
これによって新たにサポートされる場所の1つが、Appleの「iCloud Drive」である。
17日付けのブログ投稿によると、Microsoftは、「Windows 10」向けのOfficeユニバーサルアプリ(現在プレビュー版の状態にある、タッチ重視で「Metro」スタイル版の「Office for Windows」のこと)と、「Android」向けOfficeアプリに対し、同様のサードパーティークラウドストレージ統合を可能にするために取り組んでいるという。Microsoft関係者らは、これらのOfficeアプリの提供時期については触れていない。
またMicrosoft関係者らは17日、サードパーティークラウドサービスが自社アプリケーションにMicrosoftのウェブ版Officeである「Office Online」を統合できるようにもするとも述べた。これによって、それらのサードパーティークラウドストレージサービスを利用するユーザーが、それらのサービスに保存されたOffice Onlineドキュメントを開き、表示し、編集できるようになる。
Microsoftは、Office Onlineとの統合に関心のある他のサードパーティーのクラウドストレージベンダーに対し、同社の「Cloud Storage Partner Program」にパートナーとして登録するよう求めている。Box、Citrix、Salesforceが既にこれに参加していると、17日付けのブログ投稿には記されている。
意外にも(そうでもないが)「Google Drive」は少なくともこれまでのところ、このCloud Storageプログラムに含まれていない。これについては、状況を見守りたいと思う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス