Reutersや聯合ニュースなどが匿名の消息筋の話として報じたところによると、韓国の競争に関する規制当局が同国におけるQualcommの商慣行の調査を開始するという。この情報が伝わる数日前の現地時間2月9日、Qualcommは中国での独占的慣行の疑いに関して、9億7500万ドルという記録的な額の罰金の支払いに同意したばかりだ。
カリフォルニア州サンディエゴを本拠とするQualcommは、この件についてコメントすることを避けた。
「Snapdragon」プロセッサのメーカーで世界最大のモバイルチップメーカーであるQualcommは、同社がモバイル分野における支配的地位を不当に利用していないか調べようとする各国の規制当局によってたびたび調査を受けている。Qualcommは韓国で調査を受ける可能性があるほか、すでに米連邦取引委員会(FTC)や欧州連合の調査にも直面しつつある。
Qualcommは9日、中国の規制当局に巨額の罰金を支払い、さらに中国でのいくつかの通信関連ライセンスの使用について、他の地域より低い価格での提供を始めることにも同意した。こうした変化は、Xiaomi(小米科技)、Huawei(ファーウェイ)、ZTEといった中国の携帯電話機メーカーにとってコストの低減となり、Appleやサムスンのようなスマートフォン市場の主要プレイヤーと効率的に競争していくことに寄与する可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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