1月にニューヨークで開催された小売業向け展示会National Retail Federation Expoを米CNETのBridget Carey記者がレポート。(編集部注:1月にニュースとしてはお伝えできませんでしたが、人々のショッピング体験変えうる新しいテクノロジを現地で取材した興味深いレポートをあらためてビデオで紹介します)
Microsoftのブースでは、「Kinect」が搭載されたスマートシェルフをデモ。カメラが客の動きを察知し、棚からゲームソフトを手に取った際、近くのテレビ画面でそのゲームの予告編が流れる様子が紹介されている。また、タブレットを搭載したメディアカートが、商品の金額を表示したり近くに陳列されている商品の広告を表示したりする様子も披露している。
Intelはメモリミラーを用意。これはカメラ付き巨大スクリーンで、2種類の服を試着した様子を並べて表示したり、服の色を変更して表示したりする。試着室内にカメラが設置されているわけではなく、外で試着ができるという仕組みだ。すでにカリフォルニア州ウォールナットクリーク市のデパートNeiman Marcusにて活用されているという。
一方のEbayは、アパレルショップRebecca Minkoffに向けて開発した試着室用スマートミラーを紹介。こちらにはカメラが搭載されておらず、RFIDセンサが試着室に持ち込んだ商品を読み込んで鏡に表示する。サイズや色の異なる商品を試したい場合は、鏡上で指定すると店員が用意してくれる。データは保存され、よりパーソナライズされたサービスのために活用される。これには電話番号の登録が必要だ。
Intelのブースではさらに、RFIDを使ってリアルタイムに商品を追跡する様子をデモ。このシステムでは、例えば商品が試着室に何回持ち込まれたかといったことが把握できるという。また、樽の中にあるビールの量を計測するスケールや、扉を開けた回数を記録するスマートドリンククーラーなども紹介されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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