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「Raspberry Pi 2 Model B」の第一印象--Windows 10も対応する性能強化された新モデル

Luke Westaway (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年02月06日 07時30分
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 「Raspberry Pi」はごく基本的な機能のみを備えたマイクロコンピュータだ。非常に安価で、若者にコーディングに興味を持ってもらうために設計された。長い期間で見ても、コンピューティング分野で起こった最も刺激的なことの1つかもしれない。したがって、Raspberry Piの新しいバージョンが登場するたびに、大きな注目が集まる。

 「Raspberry Pi 2 Model B」は、センスがいい製品名とは言えないかもしれないが、かなり高速なプロセッサを備えており、新しいクアッドコアチップと容量が増加したRAMを搭載し、対応するバージョンの「Windows 10」を稼働させる性能もある。ここでは、Raspberry Pi 2 Model Bについて知っておくべきすべてのことを紹介する。フォトレポートもあわせて見てほしい

性能強化

 Raspberry Pi 2 Model Bは、Broadcomの900MHzの「ARM Cortex-A7」クアッドコアプロセッサと、1GバイトものRAMを搭載する。Raspberry Pi Foundationによると、ベンチマークテストで前モデルの6倍の動作速度を記録したという(ただし、前モデルが控えめな性能だったことは認めざるを得ない)。

 しかし、幸いなことに、性能が強化されても価格は上がっておらず(Pi 2の価格はこれまでと同じ35ドル)、非常に柔軟なテクノロジを安価に試すことのできるマイクロコンピュータとなっている。インスピレーションを求めている人のために、CNET UKではRaspberry Piの使い途を25例紹介するガイド記事を掲載している。例えば、古いゲーム機のエミュレータやメディアセンターとして利用するという用途だ。

下位互換性

 新しいプロセッサとメモリが搭載されたことを除けば、Pi 2はコネクタとその配置に至るまで、前モデルと全く同じだ。

 4基のUSBポート、HDMIポート、Micro-USB電源、イーサネットポート、microSDスロットのほか、アクセサリや外付けハードウェアを接続するコネクタも複数備える。具体的には、40ピンの拡張GPIO、4極ステレオ出力およびコンポジットビデオポート、Raspberry Piカメラ接続用のCSIカメラポート、Piをタッチスクリーンディスプレイに接続するためのDSIディスプレイポートだ。

 ハードウェアは従来のものと変わっていないため、ユーザーの所有するあらゆる既存アクセサリと互換性があるはずだ。また、現在のPiプロジェクトが無駄になることもないだろう。

Windows 10との互換性

 Microsoftは次期Windows 10ソフトウェアのRaspberry Pi対応バージョンを無料でリリースする予定であることを認めた。Pi 2はこのバージョンを動かせるようになる。

 これを聞いて、無料のWindowsを搭載する安価なコンピュータを作成する素晴らしい手段だと思ったなら、ちょっと待ってほしい。Microsoftが開発中のこのバージョンは、「Windows Developer Program for IoT」(IoTは「Internet of Things」の略で「モノのインターネット」を意味する)の一部であり、Microsoftはこのプロジェクトで、Windowsをさまざまな小型デバイスに搭載することを目指している。

 つまり、少なくともMicrosoftが無料提供するバージョンを使って、なじみ深いWindowsデスクトップ体験をRaspberry Piで再現できる可能性は低い。しかし、テクノロジが好きで、Microsoftの開発者ツールでいろいろと試してみたいという人にとっては、Windows 10がPiで利用可能になるのは興味深いことかもしれない。

 Raspberry Pi 2 Model Bは米国時間2月2日に発売された。われわれは、テクノロジ愛好家がPiを使って作り上げてきたものに大きな感銘を受けており、さらに強力なハードウェアが登場した今、どのような新プロジェクトが可能になるのか楽しみにしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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