絶好調のApple決算、変わるスマートフォンの勢力図--Appleニュース一気読み

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 1月27日~2月2日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。

アップル第1四半期、売上高30%増–iPhone販売は7400万台で前年同期を上回る
アップル第1四半期、売上高30%増–iPhone販売は7400万台で前年同期を上回る

 Appleは1月27日に、2015年第1四半期の決算を発表した。驚異的なiPhone販売数を記録し、Androidのシェアトップを一時的に逆転するほどの勢いを記録した。必ずしも先進性ではなく、ブランドやデザイン、インターフェースからくる使いやすさや親しみやすさといった感覚的な要素「ロイヤリティ」が勝因といえるだろう。

 詳しい数字などを含め、1週間のニュースを振り返っていこう。

iPhoneの販売は7440万台--2015年第1四半期決算を発表

 Appleは米国時間1月27日、2015年第1四半期決算を発表した。iPhone/iPadの新モデルが出揃った欧米のホリデーシーズンにあたる10月から12月期の数字ということ、1年を通じて最も業績が高くなる四半期で注目されていた。

 Appleが発表した決算は、売上高は746億ドルで、ウォール街の予測の677億ドルを大きく上回った。

 純利益は180億ドル、1株あたりの利益は3.06ドルで、こちらも予測の2.60ドルを上回っている。特に売上を伸ばしたのは中国で、前年同期比157%の増加となる161億ドルとなった。これはApple全体の売上の21%を占める。

 牽引したのはiPhoneで、販売台数は7440万台、前年同期の5100万台から増加した。一方iPadは2140万台で、前年時の2600万台から減少、Macは予測通りの550万台でこちらも前年同期の485万台から増加している。利益率全体は39.9%に達した。

 こうした絶好調の決算を読み解くと、iPhoneへの依存度が高いことがよく分かる。Macやその他のサービス、そして新たに投入されるApple Watchも、すべてiPhoneに向けてデザインされており、ここから漏れているiPadの不調が目立つ。

 もちろん今後もiPhoneの成長を推し進めていくべきだが、同時に次のiPhoneになるような製品についても、そろそろ考え始めて良い時期と言えるだろう。これが2015年に見られるかどうかは、まだ分からない。

アップル第1四半期、売上高30%増–iPhone販売は7400万台で前年同期を上回る(1/28)
絶好調「iPhone」販売はもろ刃の剣か–アップルQ1決算が浮き彫りにした課題(2/2)

変わるスマートフォンの勢力図

 Appleの好決算を受けて、世界のスマートフォン市場にも変化が生じた。Appleは2014年11月に、10億台目のiOSデバイスを出荷したが、Androidはそれを1年間に出荷するスマートフォンの台数として記録している。そこには大きな規模の差が存在しているのだ。

 しかしホリデーシーズンの比較では、iPhoneが善戦した。Androidスマートフォンの出荷台数は、2014年第4四半期に2億556万台となり、前期比で5%の減少となった。iPhoneは前述の決算通り、7440万台で前期比90%の増加となっている。

 別のデータでは、米国での新規スマートフォンのアクティベーション率ではiPhoneが50%を獲得したほか、メーカーとしてSamsungの出荷台数と肩を並べるなど、iPhoneの影響力がトレンド作りだけでなく、台数の面でも大きくなっってきたことがわかる。

アップル、10億台目の「iOS」デバイスを出荷–11月(1/28)
2014年世界スマホ出荷台数、「Android」が初めて10億台を突破–Strategy Analytics調査(1/30)

パーツ調達でも競争

 現在Lenovo傘下に入ったMotorolaが開発するAndroidスマートフォン、Nexus 6について、Motorolaの元CEOであり、現在DropboxのCOOであるDennis Woodside氏のコメントが話題となった。

 Nexus 6では、Motorolaデバイスではおなじみの背面のくぼみのロゴ部分に指紋センサを搭載する計画だったという。しかしAppleが買収したAuthenTecに次ぐ性能を誇る指紋センサを提供する企業がなかったため、搭載を断念したと明かした。

 AuthenTecは2012年にAppleが3億5600万ドルで買収しており、2013年に発売されたiPhone 5sから、AppleはiPhoneに指紋センサを搭載したホームボタンを採用。Touch IDのブランドで人気を博している。

 数多くのメーカーが廉価版を多く含むデバイスを販売して台数を積み重ねているAndroidに対して、iPhoneは1つのAppleというメーカーが数機種しか作らない。そのため、Appleへの部品供給を獲得することは、非常に安定的な収益につながる。

 スマートフォン市場ではライバルのSamsungも、長年Appleにパーツを提供してきている。昨今は脱Samsungも進みつつあるが、依然として関係を切るには至っていない。

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