同日には、NTT東西が提供する光回線サービスを使った「ドコモ光」と、スマートフォンや携帯電話とのセットで割安になる「ドコモ光パック」を、3月1日から提供することも発表された。2月16日から事前受付を開始する。これにあわせて、ドコモ光で利用できるインターネット接続サービス「ドコモnet」も提供する。
ドコモ光は、最大1Gbpsの高速通信を使い放題で利用できるサービスで、光ブロードバンドサービスのみ利用できる「『ドコモ光』単独型」と、ドコモが提携するISP(インターネットサービスプロバイダ)のインターネット接続サービスをセットにした「ISP料金一体型」から選択できる。
料金は、「ドコモ光」単独型の場合、集合住宅向けが月額3800円、戸建て向けは5000円。ISP料金一体型は、プロバイダによってタイプAまたはタイプBに分かれており、料金が異なる。タイプA(3月から提供開始予定)の集合住宅向けは月額4000円、戸建て向けは5200円。タイプB(6月から提供開始予定)の集合住宅向けは月額4200円、戸建て向けは5400円。
ドコモ光パックは、ドコモ光の利用料金と「カケホーダイ&パケあえる」における「パケットパック」を組み合わせることで、ドコモ光とスマートフォン・携帯電話をまとめて割安に利用できるようになるサービス。スマートフォン・携帯電話で利用するデータ通信量に応じた複数のプランがあり、データ通信量が多いプランほど割安になる。
さらに、スマートフォンを新規契約または他社からMNPする場合は「光シェアパック」の基本プランを最大12か月間1350円(税抜)割引する「光スマホ割」も開始する。ドコモ光パックは、「U25応援割」と「ずっとドコモ割」が適用されるため、25歳以下のユーザーやドコモを長く利用しているユーザーは、さらに割安になる。
競合他社の動きとして、KDDIはすでに指定の固定通信サービスに契約することでスマートフォンの月額料金を割引く「auスマートバリュー」を提供している。またソフトバンクモバイルもNTT東西の光回線サービスを活用したセット割の提供を明らかにしている。その中で加藤氏は、パケットを家族で分けあえることや、他社以上に割引サービスを充実させたことなどが、ドコモならではの優位点だとした。
「卸対象の『Bフレッツ』や『フレッツ光』を最大限に生かすためにはどうしたらいいか、我々も利用するワンオブゼムの1事業者として考えている。今後はISPやMVNO、さらには異業種の企業などが参入するかもしれない。バリエーションが増えて、お客様の選択肢がモバイルにおけるMVNOのように増えていく。光とモバイルが合わさって発展していくためのスタートの年だと考えている」(加藤氏)。
さらに、今後はさまざまなパートナーと連携して家庭内のサービスを充実させる。3月には日常生活の緊急トラブルをワンストップで支援する「家のあんしんパートナー」を提供するほか、ホームセキュリティや、使用電力を可視化するHEMSなどにも取り組む。さらに「dビデオ」や「dヒッツ」がテレビで楽しめる専用アダプタを4月に提供するほか、離れて暮らす両親などとリアルタイムにビデオでコミュニケーションできるサービスなども用意していくとした。
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