楽天は1月15日、日本郵便と連携した「楽天市場」の商品受取サービスを4月以降に開始すると発表した。ユーザーは楽天市場で注文した商品を、ゆうパック(普通扱い)による配送に限り、日本郵便が都内の郵便局など約30カ所に設置する予定の“ゆうパック受取用ロッカー”で好きな時間に受け取れるようになる。
商品受取方法の指定時に、希望する日本郵便のロッカー設置場所を選ぶと、商品がロッカーに届いた後にパスワードがメールで通知される。そのパスワードを、指定したロッカーに入力することで商品を受け取れる。
楽天では2014年5月に専用宅配ロッカー「楽天BOX」による商品受取サービスを始めている。当初は大阪市営地下鉄なんば駅と関西大学構内で試験運用し、その後、西日本鉄道の福岡(天神)駅と薬院駅にも設置した。同社によれば、設置場所は未定だが、2015年内に関東と関西を中心に全国50カ所にまで拡大する予定という。
EC市場の活性化に伴い、ユーザーの商品受取方法に関する需要が多様化している。楽天では、ユーザーの利便性を高めるとともに、物流インフラを整えることで「再配達」などのケースを少なくし、配送効率を向上させたい考えだ。
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