Googleが新しい「Classroom」ブランドのモバイルアプリを公開した。このアプリの狙いは、教師と生徒の間のデジタルコラボレーションを促すことだ。Googleが2014年秋に公表した概算によると、「Google Apps for Education」のユーザーベースには4000万人以上の教師と生徒、管理者が含まれるという。Classroom自体は、Google Apps for Educationを教育者が使いやすいものにすることを目指して、約6カ月前にリリースされた。
教師は、生徒が今後の課題を把握するのを助ける機能や、完了した課題に教師が「done」(終了)と印を付けることのできる機能などを利用できる。
Google for Education ClassroomチームのソフトウェアエンジニアであるJorge Lugo氏が米国時間2015年1月14日のブログの投稿で述べたところによると、リリース以降、3000万件以上の課題がClassroomを通して出されたという。
Classroomのモバイルバージョンは、教師と生徒のコミュニケーションをさらに促進できるように設計されている、とLugo氏は説明した。具体的には、「teacher assignments page」(教師用の課題ページ)と授業をアーカイブできる機能が追加されたという。
生徒はファイル(PDFなど)を添付したり、モバイルデバイスの内蔵カメラを使って写真を課題に添付したりすることもできる。美術クラスのスケッチ、社会科の家系図、科学実験の図表や結果など、さまざまな課題に活用できるはずだ。
Classroomモバイルアプリは「Android」デバイスと「iOS」デバイス向けに既に無料で公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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