LGはCES 2015で、同社のユニークな弓形スマートフォン「G Flex」の後継機種を発表した。名前は当然「G Flex 2」だ。23度の弧になっている5.5インチタッチスクリーンを搭載するこのデバイスは、2015年1月中にまず韓国で発売され、のちにほかの国でも発売される予定になっている。
G Flex 2には、プラチナシルバーとフラメンコレッドの2種類のカラーが用意されている。デザインは初代のモデルよりも高級感があるものになっており、筆者の短い試用時間では、非常に豪華に感じられた。大きさは高さ5.9インチ、幅3インチ、厚さは0.3インチから最厚部で0.4インチ(149.1mm×75.3mm×7.1~9.4mm)と初代のモデルよりも小さくなっており、重量も15%軽量化されている(152g)。手が小さい筆者にとっては、小型化されたことでより扱いやすくなり、持ちやすくなった。また、ジーンズのポケットにも以前よりは入れやすい(ただし、入れるのは簡単ではなかった)。
人目を引くカーブは、23度の弧を描いており、より没入感のある視聴体験に一役買っている。G Flex 2は頑丈そうなデバイスとは言えないが、ある程度の酷使には耐えられるように設計されている。このデバイスは、ディスプレイを下にして上から押したり踏んだりして、まっすぐになっても大丈夫なようになっているのだ。
LGはまた、背面の保護コーティングを改良し、日常的な擦り傷であれば、すぐに修復されるようになった。筆者は実際に背面を自分の鍵で数回擦ってみた。修復にかかる時間が短くなったかは分からなかったが、コーティングはしっかりとボディを保護しており、鍵では傷を付けることができなかった。
このデバイスでもっとも大きく改良されたのは、おそらくディスプレイだろう。初代G Flexの解像度は720pしかなく失望させられたが、LGは今回、解像度を1080pまで上げてきた。サイズも小さくなったため(6インチから5.5インチに変更)、画面のピクセル密度は403ppiとなり、表示は明らかに以前よりシャープになった。
LGはまた、ゴリラガラスのタッチスクリーンに、社内で耐久性を高める処理を施していると述べている。このプロセスでは、パネルを高熱ガスで化学的に処理しており、処理前に比べ20%強化されているという。
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