Appleがいつの日か、完全に折り曲げ可能な「iPhone」を作り出すかもしれない。少なくとも、最近認められた特許によれば、その可能性はある。米特許商標庁(USPTO)が米国時間1月6日に与えたこの特許は、「フレキシブルな電子デバイス」と題されており、内部と外側の両方に折り曲げ可能な部品が使われたモバイルデバイスと説明されている。したがって、このデバイスでは、折り曲げたり、折りたたんだり、強く握ったりすることで、デバイスの開閉や電源のオンオフといった操作のほか、一部のアプリを起動することも可能になるだろう。
このデバイスの外側は、折り曲げ可能なディスプレイカバー、折り曲げ可能な筐体、その他の折り曲げ可能な外部部品で構成されるという。内部には、フレキシブルOLEDディスプレイ、折り曲げ可能なバッテリ、折り曲げ可能な回路基板、折り曲げ可能な電子部品が搭載される。
iPhoneの主要な競合メーカーは、サムスンの「GALAXY ROUND」やLG電子の「G Flex」など、曲面を採用したスマートフォンをすでに発売している。さらに、LG電子は2015 CESで米国時間1月5日、背面を押すと曲がる「G Flex 2」を発表している。だが、Appleの特許に書かれているような、完全に折り曲げ可能なスマートフォンの登場はまだかなり先の話だ。サムスンとLG電子は、どちらも折り曲げや折りたたみが可能な携帯電話の研究を続けているが、Appleの特許は、iPhoneメーカーである同社もこの市場に目を向けていることを示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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