前面には、ビデオチャットと自分撮り用に、2.1メガピクセルのカメラが付いている。自分撮り写真の人気を受けて、LGはモーション認識機能を組み込み、棒の先や伸ばした手にあるカメラが下におろされると、それを認知できるようにした。この動きを検知すると、人間が手動で操作しなくても、最後に撮影した写真のプレビューが表示されるようになっている。
また背面には、フルHD動画を撮影できる13メガピクセルカメラを搭載している。G3と同じく、このカメラはレーザーを使ったオートフォーカス機能、デュアルフラッシュ、光学手ぶれ補正機能を持っている。以下の筆者が撮影したスナップ写真で、このカメラで撮影した写真の品質を確かめてほしい。
曲面スマートフォンを作っているモバイルメーカーは、LGだけではない。韓国のライバル企業であるサムスンも、初代G Flexより前の2013年10月に「GALAXY ROUND」を発売している(こちらは水平方向に曲がっている)。だが、G Flexとは違って、GALAXY ROUNDはそれほど広がらなかった。たとえば、米国では最後まで発売されなかったし(それに対しG Flexは3つの大手キャリアから発売された)、サムスンはまだ後継機を作る計画は発表していない。
しかしG Flex 2を見る限り、LGは曲面スマートフォンの分野をリードしていく可能性がある。LGは意識的にこのデバイスにハイエンドの性能を持たせることで、ユーザーの興味を引こうとしている。曲がったスマートフォンに興味がなくても、最高水準のプロセッサと超鮮明なディスプレイを持つスマートフォンならどうだろうか?当然ながら、この変わったハードウェアの価格は、普通のスマートフォンよりも高くなるだろう。しかし、多くのハイエンドスマートフォンが成功していることからも分かるとおり、ユーザーにお金を払ってもらうには、十分なスペックを持っていることが重要なのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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