フリーランスとして働くことが、もはやクリエイティブ系の仕事などの限られた職種にとどまらなくなっているという。企画、広報、経理、人事などの文系総合職においても、その能力を必要としている会社があり、必要とされる能力を有していて、なおかつフリーランスという形式で働く方が都合がいい人たちがいる。
本書では、決してフリーランスになることを奨励しているわけではない。フリーランスで働けるようになるには、それ相応の経験が必要であるし、タイムマネジメントや経理など、会社にいれば会社のルールに従っていれば良かった部分を自分で管理しなくてはならなくなる。それを分かった上で、家庭の都合などでやむを得ず会社を辞めるという選択をせざるを得なかった人や、フリーランスの働き方の方が向いていると思える人に、社員として働くのとは別の道があることを知らせるものだ。
逆に一時的な人材不足や専門家不足を補うために、専門知識を持ったフリーランスの助けが必要な会社も多いようだ。相互のニーズがピッタリ合えば、これほど良い関係はない。そうした現状を知っておくと、働く側にも会社側にも、選択肢が広がるというメリットがあるのではないか。
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