早起きは三文の得」とは言うが、実のところ朝が苦手で、午前中は頭が働かないという人は案外多いのではないか。もちろん、朝は目覚ましが鳴る前にはパチッと目が覚めて、起きた瞬間からバリバリ動ける人もいる。こうした体調をつかさどる体内時計には、大きな個人差があるのだ。また体内時計は、年齢や季節によっても影響を受ける。
地球上の生物は、地球の自転のみならず、月の満ち欠けの周期と、太陽の周りを地球が一周する周期にも影響を受けているという。言われてみればなるほどそうだ。しかしこのことが、毎日の時間の過ごし方と関係があるとは、あまり思わないだろう。また、睡眠サイクルと体内時間との関係も特に意識しないかもしれない。しかし、ひとたびその関係性を知ると、いろいろと腑に落ちるはずだ。
本書は膨大な実験やデータを元にした、体内時計に関する壮大な研究の書であるが、これまでなんとなく見過ごしてきた不調の原因が、体内時計にあると分かれば、睡眠の取り方を工夫したり、生活習慣を変えたりして、対処できるかもしれない。「眠れない時がある」、「朝はボーッとしてしまう」といった原因を知れば、もっとうまく生活できる可能性がある。
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