最近は非常に多くのフィットネスバンドが出回っている。そのすべてが、効率的な運動を手助けし、目標をどの程度達成できているかを追跡し、運動をやる気がなくなってきた人を励ますためのものだ。あまりにも多くの会社が多くの選択肢を提供しているため、その中で新しく出たモデルが存在感を示すことは難しくなっている。ソニーの「SmartBand Talk」は、読み取りやすいE Inkディスプレイ(「Kindle」に使われているような)と、スマートフォンの通知を表示したり、通話を受信する機能によって、消費者の目を引きつけようとしている。
SmartBand Talkは、米国ではソニーのサイトより169.99ドルで入手できる。(編集部注:日本では2015年1月以降発売予定。価格は17880円)。
ディスプレイを搭載したSmartBand Talkは、Jawboneの「UP24」やGarminの「vivosmart」などの単なる消費カロリーカウンタよりも幅広い使い方ができる。腕時計を身につけているような感覚だ。ただし、腕時計と一緒に快適に身につけるには幅が広すぎる。それでも幅は22.3mmにすぎず、非常にスリムで、1日中着けていても存在を忘れるほどだ。
重さもわずか25gで、ジョギング中もまったく重さを感じない。ストラップはラバー製で、小さなペグを使って止めるようになっている。何度か練習すれば、このストラップを留めるのは比較的簡単で、柔軟なラバーは1日付けていても非常に快適だ。
筆者は夜は外していたが、着けたままでも邪魔になって眠れないということはないはずだ。また、「SmartBand」アプリに「Do not disturb」の時間帯を設定して、通知(およびバイブレーション)をブロックしておき、夜中に目が覚めないようにすることもできる。睡眠パターンの記録機能はないが、ソニーは将来この機能を追加するとしているため、今後は夜中にこれを着けて寝る価値が出てくるかもしれない。
用意されているカラーはブラックとホワイトで、どちらもたいていの服装に合うはずだが、ほかにさまざまなカラー(派手なライムグリーンも含む)の交換ストラップも発売される予定だ。残念ながら、それらの新色スペアストラップの発売日や価格は、本記事執筆時点では不明だった。SmartBand Talkの外見は不快感を与えないものだが、あまり華やかとは言えない。
また、水深1.5mで30分間まで耐えられる防水機能を持っている。ただし、浅いところで少し遊ぶだけという場合以外は、プールに入るときは外しておいた方がいいだろう。この防水機能は、雨に降られたり、強い運動で汗をかいたり、シャワーを浴びるときに着けていても大丈夫という水準でしかないためだ。
充電は、時計の側面にあるMicro-USBポートから行う。Micro-USBポートがあるということは、なくしやすく手に入れにくい充電用のクレードルを持ち運ぶ必要がないことを意味している。このポートは防水の小さなフラップで覆われているが、開け閉めは簡単にできる。
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