9月中旬に発売された「iPhone 6」が、Appleの米国におけるモバイルウェブトラフィックの増加にわずかながら貢献したようだ。
Piper JaffrayのアナリストであるGene Munster氏によると、具体的には、米国におけるApple製iOS搭載端末からのモバイルウェブトラフィックのシェアが同端末の発売後9週間で60.6%から最大61.4%に増加したという。Munster氏は、Piper Jaffrayと分析企業のQuantcastからのデータを引用し、同じ期間中に、「Android」搭載端末からのトラフィックは、38.4%から37.5%に減少したと指摘している。
両OSそれぞれの比率の変化は小さいものに聞こえるかもしれないが、これらの数字は、iOS端末の採用が伸びたことを示している。そして、両OSの比率が変化したこのタイミングは、iPhone 6が登場したことにより、iOSに乗り換えたAndroidユーザーの数が増えたことを示す1つの兆候と考えられる。これまでは、大画面のスマートフォンを購入したいと考えている消費者の間でAndroidが優位を占めていた。しかし、4.7インチのiPhone 6と5.5インチの「iPhone 6 Plus」が発売された結果、Appleもついに大画面スマートフォン分野で対抗できるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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