11月18日~11月24日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
米国では、まもなく迎える感謝祭(Thanksgiving)を控え、ホリデーシーズンの雰囲気を色濃くしている。
1年で最も強力な消費が期待できる時期で、感謝祭(木曜日)の翌日のブラックフライデーのセールに向けて、小売店だけでなくテクノロジ企業も、さまざまな施策を準備し、顧客を取り込もうとしている。
1週間のニュースを振り返っていこう。
Appleは米国時間11月18日、Apple Watch向けのアプリを開発できる開発者向けキット、「WatchKit」をリリースし、同社のウェブサイトで公開した。Apple Watchがリリースされた9月9日のイベント、iPad Air 2などを披露した10月16日のイベントで告知してきた通り、11月中の公開となった。
これにより、開発者は、既にリリースしているiPhone向けのアプリをApple Watchに対応させたり、Apple Watch向けのアプリ開発に取り組めるようになる。ただし、Apple Watchの加速度センサなどにアクセスするAPIはまだ含まれておらず、WatchKitそのものが今後アップデートすることが予測できる。
今回のWatchKitの内容からは、下記の3つのメッセージが読み取れる。
米国でスタートしたAppleのモバイル決済サービス「Apple Pay」。おそらくAppleは感謝祭後、カード登録件数や感謝祭シーズンの店頭決済、オンライン決済の件数などについて、誇らしげな数字を披露してくることになるのではないかと予測している。
Appleは先週、おそらくApple Payへの次なる、さらに大きな可能性を手にした。
Appleは、中国で45億枚を超えるカード発行件数を誇り、実質的に銀行カード取引を独占している中国「UnionPay」との提携を発表したのだ。これによって、UnionPayを利用しているユーザーは、App Store決済を普段利用している銀行カードで利用できるようになる。
しかしUnionPayとの提携の先には、Apple Payへの活用がちらつく。この45億枚のUnionPayがApple Payをサポートすれば、中国国内はもちろん、Apple PayやNFCを用いたクレジット決済に対応する米国などの地域で、中国からの観光客はiPhoneを利用して決済を行うことができるようになることを意味する。
アップル、中国UnionPayとの提携を発表–「App Store」決済で(11/18)Appleは11月18日、iPhone/iPad向けのモバイルOS「iOS」とMac向けOS「OS X Yosemite」をアップデートした。
iOSはiOS 8.1.1となり、iPhone 4SやiPad 2などの旧機種でのパフォーマンスが向上した。また、OS X Yosemiteは10.10.1となり、Wi-Fi接続などの問題点の修正が行われた。
実際、筆者のMacBook Pro(2012年のRetinaモデル)も、YosemiteにバージョンアップしてからWi-Fiの接続状況が悪くなり、すぐに「未接続」の状態になってしまう不具合に悩まされてきた。
筆者の場合、現状はWi-Fiの問題が解消しているように見えるが、ユーザーの中にはまだ改善しないという報告をしている人もいるようだ。
アップル、「iOS 8.1.1」をリリース–「iPhone 4S」「iPad 2」のパフォーマンス改善など(11/18)筆者が担当しているiPhone 6 Plusのレビューシリーズが、先週3本掲載されている。最大の特徴であるディスプレイのサイズや、これを活用するカメラ、アプリなどの紹介を中心にして、iPhone 5sからiPhone 6 Plusへ乗り換えた際の変化などについて紹介している。
【レビュー】iPhone 5sからiPhone 6 Plusへ(2)–セットアップと導入アプリ(11/18)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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