幅広い支持を集めている歌手のTaylor Swiftさんが、音楽ストリーミングのSpotifyは自身の音楽にふさわしくないと判断したことを受け、ソニーは音楽ストリーミング配信事業者を再検討しているという。
Sony Music Entertainment(SME)の最高財務責任者(CFO)を務めるKevin Kelleher氏は米国時間11月18日、広告を表示して音楽を無料提供するサイトに曲のストリーミングを許可することでアーティストとレコードレーベルが得られる「対価の大きさ」について、同社が見直しを行っていると投資家らへの説明の中で述べた。
投資家向けの電話会見を聞いたThe Wall Street Journal(WSJ)によると、Kelleher氏は「主な疑問は、広告で支援された無料サービスによって、われわれが拡大し得る有料サービスの成長速度や規模がどれくらい奪われているのか、ということだ」と述べたという。
発端は11月に入って、SwiftさんがSpotifyから自身の楽曲を引き上げたことを公表したことだった。Swiftさんが不満な点として挙げた中には、ストリーミングサービスからアーティストが受け取る金額が他の音楽販売に比べて少なく、通常は1セントに満たないとの指摘もあった。これについてSpotifyは、ストリーミングが音楽業界にどれだけ報いるかという全体像を把握していないと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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