歌手Taylor Swiftさんの音楽レーベルは米国時間11月12日、音楽ストリーミングサービスから支払われた金額を公表した。Spotify側が前日に発表したロイヤリティー額との食い違いがみられるようで、アーティストが音楽ストリーミングサービスから対価を得る方法をめぐる議論は、一段と熱を帯びている。
音楽レーベルBig Machineの最高経営責任者(CEO)Scott Borchetta氏は、TIMEに対し、この12カ月間に米国内でストリーミングされた楽曲に対してSwiftさんに支払われた金額は50万ドル未満だと語った。Borchetta氏のコメントの前日には、SpotifyのCEOであるDaniel Ek氏が、Swiftさんほどの人気アーティストなら年間600万ドル超の報酬を期待できるだろうとブログの投稿で述べていた。
Ek氏の数字は、米国に限らず、世界60市場の実績を反映したものであるが、Borchetta氏のコメントは、消費者による楽曲購入方法が根底から変わろうとしている業界内での摩擦を浮き彫りにしている。カントリーポップシンガーのSwiftさんは、明らかにSpotifyのビジネスモデルに対して不満を抱いており、このことでSwiftさんは先週、自身の音楽カタログすべてをSpotifyから削除した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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