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アジア現地駐在員マーケティングレポート

Facebook普及率の高い県は幸福度が低い?--アウン考察

島津健三(アウンコンサルティング)2014年11月19日 08時00分
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 この連載では、アウンコンサルティングの現地駐在員による、日本・台湾・香港・タイ・シンガポールでのマーケティングに役立つ現地のホットトピックを週替わりでお届けします。

 今回は日本から、都道府県別のFacebook人口普及率と幸福度に関する考察をお伝えします。

日本のFacebook人口普及率は18%?それとも38%?

 Facebookは、世界で10億人を超えるユーザーを持つSNSとして、ウェブマーケティングにおける重要なメディアの1つとなっています。一方、日本でのFacebook人口は2200万人。人口普及率でみれば18%と低い普及率と見受けられます。

  • 各都道府県の15~44歳人口、同Facebook人口の割合(データ出典:総務省「市区町村別の年齢階級別人口」)

 しかし、この普及率は日本の総人口の約1億2700万人に対する普及率です。年代別インターネット利用率が95%以上の15歳から44歳に絞ってみると、その年代の約4割がFacebookを利用しています。

 なお、日本の総人口約1億2700万人に対するスマートフォンの普及率は25%。総務省の調査では、スマートフォンの利用用途は、1位「検索」96.6%、2位「動画配信」67.8%、3位「SNS」64.1%、4位「ネットショッピング」41.4%、5位「音楽配信」34.5%、6位「ネットゲーム」30.5%、7位「電子新聞」20.6%、8位「電子書籍」16.5%という結果になっています。

 3位「SNS」64.1%のすべてがFacebookの利用とは限りませんが、スマートフォンを使用している人の半数以上がSNSを利用していることになります。Facebook、すなわちSNSは、私たちの生活の一部になっているとも言えるのではないでしょうか。

Facebookの使われ方は?

 個人でFacebookのアカウントを持っている人の多くは、友人とのコミュニケーションツールや、趣味や仕事におけるコミュニティの場として利用しているのではないかと思います。また、Facebookは企業のホームページとして使われているケースもあります。無料で簡単にアカウントを作成でき、会社の情報も発信できるFacebookは企業にとって好都合なSNSと言えるでしょう。

 また、現在では日本政府や各省庁などの公的機関もFacebookを情報配信のツールとして使用しています。日本だけではなく、諸外国の政府もFacebookを情報配信ツールとして使用していることから、FacebookはSNSの域を超えたツールになっていると言えます。手軽に情報を配信することができ、かつ、市民に身近に感じてもらえるという面で、公的機関にとってもFacebookは大変良いツールなのではないかと考えます。

Facebook人口比率が高い県の幸福度は低い?

 人口を15歳から44歳の年代に絞った場合、Facebookの人口普及率の第1位は東京都、第2位は京都府、第3位は沖縄県でした。第1位の東京都は普及率52%と2人に1人はFacebookを利用していることになります。東京都の普及率が高いのは納得ですが、第2位、第3位が京都府(48%)と沖縄県(47%)は意外な結果でした。

 友人らとの結びつきを強めてくれるSNSですが、Facebook人口普及率の上位3県は幸福度(法政大学調査)も高いのかというと、東京都38位、沖縄県41位、京都府42位と、偶然かもしれませんが3県とも幸福度ワースト10にランクインしているのです。

 この調査では、幸福度ランキングでワースト1は大阪府となっています。そして大阪府はFacebook人口普及率では47都道府県中7位。やはりこちらもFacebook人口普及率で上位にいます。ソーシャル疲れという言葉もあるように、もしかすると、SNSと幸福度は反比例するのかもしれません。

  • 各都道府県におけるFacebookの人口普及率と幸福度ランキング、1~24位

  • 25~47位

島津健三(しまづ けんぞう)

アウンコンサルティング

2007年12月アウンコンサルティング入社。

検索エンジンマーケティング(SEM)事業で、コンサルタント、営業を経験。金融、美容業界などBtoCを中心に幅広い業界の導入支援実績を持つ。

現在はエキスパートマネージャーとしてグループを統括し、グローバルマーケティング戦略の立案・実行に携わる。

最近の趣味はジョギング。平日は忙しく運動不足になりがちなので、週末は決まって、近所である多摩川沿いを走っている。



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