米国のセキュリティ企業Palo Alto Networksの報告によると、中国のAppleユーザーは、「OS X」を介して「iPhone」や「iPad」を攻撃する新たな激しい脅威にさらされているという。
Palo Alto Networksは、この悪意あるソフトウェアを「WireLurker」と命名した。AppleのモバイルOS「iOS」を搭載した端末が、ノートタイプまたはデスクトップタイプの「Mac」にUSBで接続されるのをじっと待っているからだ(Lurkerには「待ち伏せする者」という意味がある)。WireLurkerは、中国のサードパーティーが運営するOS X向けアプリストアからダウンロードされたアプリに仕込まれており、正規のiOSアプリに悪意あるコードを加える。WireLurkerによる攻撃は、中国国内に限定されている。
Appleは「中国のユーザーを標的にした悪意あるソフトウェアがダウンロードサイトから入手できることは認識している。確認されたアプリが起動されるのを防ぐため、それらのアプリをすでにブロックしている」と声明で述べている。「われわれは常に、ユーザーに対して、信用できるソースからソフトウェアをダウンロードしてインストールすることを推奨している」(Apple)
Palo Alto Networksの脅威研究チームUnit 42でインテリジェンスディレクターを務めるRyan Olson氏は、Appleにとって新たな脅威だが、この種の攻撃は2003年頃から存在する、と指摘する。
Olson氏によると、影響を受けたユーザーがどれだけいるかは分からないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力