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アップルのT・クックCEO、同性愛を告白--「ゲイであることを誇りに思う」

Rich Trenholm Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部 湯本牧子 福岡洋一 (ガリレオ)2014年10月31日 07時12分
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UPDATE Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏が、自身の性的指向を初めて公に認めた。世界で最も価値ある企業の1社を統括する地位を利用して、少数派への差別に対する関心を高めたいと同氏は述べた。

 「ゲイであることを誇りに思う。ゲイであることは、神が私に与えてくれた最大の贈り物だと思っている」と、Cook氏はBloomberg Businessweekに掲載された800ワードのエッセーの中で述べた。「ゲイであることによって、少数派であるということが何を意味するかをより深く理解し、他の少数派に所属する人々が日々対処しなければならない課題をうかがい知ることができた。それによって私は、より共感できる人間になった」(Cook氏)

 「私がゲイであることは、Appleでは多くの同僚が知っている。このことで、私に対する接し方が変わることはないようだ」とCook氏は記している。「私は幸運なことに、創造性と革新を愛し、人々の違いを受け入れることが間違いなく繁栄につながることを理解する企業で働いている。もちろん、誰もがこのように幸運だというわけではない」(Cook氏)

 Cook氏は、自身を活動家であるとは考えていないと述べた。「しかし私は、自分がどれだけ多くの他人の犠牲と引き換えに恩恵を受けてきたかを認識している。AppleのCEOがゲイであると聞いて、自分自身が何者であるかと思い悩む人が救われたり、孤独を感じる人が安らぎを感じたり、平等を主張する人々が活力を得たりできるのであれば、私自身のプライバシーと引き換えにする価値がある」(Cook氏)

 Cook氏はこれまで、自身の性的指向を公に認めたことはなかったが、ゲイやレズビアン向けの情報誌Outが米国で最もパワフルで影響力のある同性愛者を選ぶ毎年恒例のランキング「Power 50」で、数年にわたって上位に入っている。同氏はまた、発言や寄稿を通じてLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)の権利への支持を訴えてきた。2013年11月にはThe Wall Street Journalにオピニオン記事を寄稿し、その中で米議会に対し、性的指向や性同一性に基づいて不利益を生み出す職場での方針や慣行から保護するための法案を通すよう求めた。

 Cook氏は2014年9月、テキサス州オースティンで行われたゲイの権利をたたえる「プライドパレード」を支持するツイートを投稿した。同氏はツイートの中で、「#AustinPrideパレードで行進するAppleの従業員とその家族3000人にエールを!受け入れることがイノベーションを生み出す。#applepride」と書いた。また、Appleが8月に公開した多様性レポート(この中でAppleの従業員は、ほとんどが白人男性であることが示された)についてCook氏は、Appleにおける「多様性の定義は、人種、性別、民族という既存の枠組みをはるかに超えたものだ」と述べていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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