バンダイナムコホールディングス、アサツー ディ・ケイ(ADK)、アニプレックスの3社は10月30日、正規版日本アニメの海外向け動画配信やアニメ関連商品を取り扱うECサイトを展開する新会社「アニメコンソーシアムジャパン」を11月7日付で設立することを発表した。
新会社設立後には、2012年10月にアニメ制作企業など7社が設立した、日本アニメの動画配信を行う「DAISUKI」と事業統合を行い、さらには海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)からの出資を受け、2015年4月から本格的に事業を開始する予定としている。資本金は5億円で、代表にはバンダイナムコゲームス代表取締役副社長を務める鵜之澤伸氏が兼務する。DAISUKIとの事業統合ならびに、クールジャパン機構からの出資後の株主構成は、バンダイナムコホールディングス、海外需要開拓支援機構、ADK、アニプレックス、東映アニメーション、サンライズ、トムス・エンタテインメント、日本アドシステムズ、電通となる。
新会社では日本の代表的な文化であるアニメーションをオールジャパン体制で世界に発信ことを目的都市、日本の正規版アニメを時差の無い形での新作アニメサイマル配信に取り組むほか、過去作品の配信を多言語で提供予定。これに加え、アニメ関連商品やデジタルコンテンツの販売を行うECサイト運営も行う。またクールジャパン機構の支援を得ることによって、海外に向けた日本アニメ文化の発信やアニメファン拡大に取り組むとしている。
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