「SmartNews」レビュー--米CNET記者の視点で見た日本発のニュースリーダー

Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年10月14日 07時30分

 「SmartNews」は、複数のニュースカテゴリの最新記事を、スワイプ可能な美しいインターフェースで閲覧できる無料のニュースリーダーだ。最新のニュース記事がすべてバックグラウンドで更新されるため、各カテゴリを表示するときの読み込みも速い。

 既に日本で高い人気を得ており、ソーシャルメディアで共有されるウェブページのリアルタイム分析に基づいて、話題のニュース記事を発見する。先ごろ米国でも提供が開始されたSmartNewsは、複数のニュースカテゴリで自分に似たほかのユーザーの間で話題になっているトップ記事を閲覧するための優れたツールだ。ここでは同アプリの米国版を使った感想を紹介する。

優れたニュース閲覧ツール

 このアプリは起動直後から極めて直観的なレイアウトで表示される。画面上部には各ニュースカテゴリのタブが配置されており、タブをタッチするか、左右にスワイプしてカテゴリを切り替えることができる。SmartNewsでクールなのは、すべての記事が既に読み込まれていることだ。そのため、通勤や通学でトンネルの中を通っているときや、飛行機に乗っているときなど、インターネットに接続できない状況でも、最後のアップデートで取得された記事をすべて読むことができる。

 各カテゴリでは、記事の見出しと小さなサムネイルがリスト表示され、下にスクロールするとさらに多くの記事を見ることができる。スワイプによるカテゴリの切り替えは信じられないほどスムーズだ。ページをめくるアニメーション効果が施されており、読み込みは極めて速い。先ほど書いたように、すべての記事が既に読み込み済みだからだ。

 TwitterやFacebookのアカウントを入力するオプションもあるが、入力してもカテゴリに「Social」タブが追加され、自分がフォローする人や組織によって共有されたニュース記事が表示されるだけだ。

カテゴリとカスタムフィード

 最初のタブは、現在話題になっているトップ記事を表示するが、ほかにも「Entertainment」(エンターテインメント)、「Sports」(スポーツ)、「Lifestyle」(ライフスタイル)、「Tech」(テクノロジ)、「US News」(米国内ニュース)、「World News」(国際ニュース)といったカテゴリも用意されている。SmartNewsでは、これらのカテゴリはチャンネルと呼ばれ、チャンネルとそのレイアウトは複数の方法でカスタマイズすることができる。

 下にスワイプすると、右上にアプリ設定(歯車のアイコン)が表示される。その設定リストの上部にある「Channel Settings」(チャンネルの並び替えと選択)で、メイン画面に表示されるタブの順番を並び替えたり、お気に入りのサイトから新しいチャンネルを追加したりすることができる。

 Channel Settingsの下には、「Add Channels」(チャンネルの追加)セクションがある。ここでは、利用可能なチャンネルを、おすすめ、人気、カテゴリでソートすることができる。提示されたウェブサイトの1つをタッチすると、そのウェブサイトの簡単なプレビューが表示され、追加ボタンをタッチするとタブが追加される。米CNETなど、新しいチャンネルを追加すると、メイン画面に新しいタブが作成され、そこには米CNETのトップ記事だけが表示される。ほかのカテゴリと同様に、米CNETチャンネルにも見出しとサムネイルが表示され、スワイプでスクロールして、より多くの記事を見ることができる。

米国版SmartNews
米国版SmartNews
提供:Photo by Nate Ralph/CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]