「SmartNews」レビュー--米CNET記者の視点で見た日本発のニュースリーダー - (page 2)

Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年10月14日 07時30分

 チャンネルを簡単に追加できるオプションはほかにもある。最後のタブまでスワイプし、プラス記号をタッチする方法だ。ここでもAdd Channelsセクションと同じレイアウトが表示されるが、手軽にアクセスできるように1つのチャンネルだけを追加したい場合に便利だ。

ニュースの配信

 SmartNewsに関して特に優れている点は、すべてをオフラインで読める機能だ。これは、特定の時刻に「配信」を行うことによって実現している。ユーザーは、最新記事が配信される時刻を1日に3回設定することができる。筆者の設定は午前8時、午前11時30分、午後6時だ。こうすることで、アプリを開いていなくても、設定した時刻に配信された最新記事が取得されるため、オフラインで読むことができる。

 アプリを起動した後、更新ボタンをタッチして最新の記事をすべて取得することもできるが、配信機能があるおかげで、インターネットに接続できない場所に移動しても、閲覧する記事がなくて困ることはない。

 設定した時刻には通知も行われるので、ニュースが配信されたことを確認できる。しかし、通知が多すぎるという場合は、「Delivery Settings」(配信時刻設定)にある設定で通知を無効にすることも可能だ。

現時点では利用できないニュースソースも

 普通にニュースを(例えばTop Newsセクションで)閲覧していると、ReutersやCNNといった主要報道機関の記事が表示されるはずだ。しかし、これらの報道機関の多くは、チャンネルとして追加しようとしても見つからないだろう。

 筆者がSmartNews Inc.に確認したところ、チャンネルとして利用できるのは同社が提携している報道機関だけだが、さらに多くの報道機関と交渉を続けており、今後利用可能なチャンネルが増える見込みだという。

 これは、さほど大きな懸念ではない。今でもすべての主要ソースからニュースを取得できるからだが、その多くは独自のチャンネルとして追加できないことには注意しよう。

結論

 SmartNewsはバックグランドで実行される更新機能を備え、複数のカテゴリのニュースを配信し、ナビゲーションは非常に簡単だ。カテゴリをすばやく切り替えることができて使い勝手がよく、オフラインで記事を読める機能によって、人気のライバルアプリの大半と一線を画す存在になっている。

 米国では提供が開始されたばかりなので、すべての報道機関と提携しているわけではない。したがって、CNNやReutersといったサイトは、個別のチャンネルとして閲覧することはできないが、フィードには表示される。

 とはいえ、オフラインでのニュース閲覧機能、設定時刻にニュースが配信される機能、使っていて楽しいインターフェースを備えるSmartNewsは、最新の情報を常に無料で入手できる素晴らしい選択肢だ。

チャンネルの追加
チャンネルの追加
提供:Screenshot by Jason Parker/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]