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経済ニュースアプリ「NewsPicks」編集部が本格始動--新たな収益モデルも

藤井涼 (編集部)2014年09月19日 20時00分
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 ユーザーベースは9月19日、経済ニュースアプリ「NewsPicks(ニュースピックス)」の最新実績を紹介するとともに、今後のビジョンやコンテンツ制作体制、マネタイズなどについて説明した。同日のイベントには、ユーザーベース共同代表の梅田優祐氏と、7月付で執行役員に就任し、NewsPicks編集部の編集長となった佐々木紀彦氏が登壇した。

  • ユーザーベース共同代表の梅田優祐氏

 まず、梅田氏がNewsPicksの実績を紹介した。サービス開始から1年が経った9月時点の累計ダウンロード数は約21万となっている。400万ダウンロードを超える「SmartNews」や「Gunosy」と比較すると少ない数字に感じるかもしれないが、同社ではサービスの“世界観”を第一に考えており、急速なユーザーの拡大は目指していないと梅田氏は説明する。

 実際にNewsPicksのユーザー属性を見ると、25~44歳のビジネスパーソンが多く、そのうちの約3割がビジネスにおける意思決定層だという。またユーザーの1日の平均滞在時間は11分で、ヘビーユーザーでは40分におよぶことも明らかにされた。さらに、気になった記事を、1pick(ピック)することで、サービス内では500インプレッション(imp)、Facebook連携時には600imp、Twitter連携時には2000impを生み出しているとした。

 このほか、NewsPicksで配信されたニュースに対して、報じられた会社の経営者などがコメント枠で意見を述べたり、ニュースの執筆者が同じくコメント枠で取材の補足情報を追記したりと、従来にない「新たな情報価値を生み出し始めている」(梅田氏)そうだ。

  • 「NewsPicks」の概要や機能

  • アプリは公開から約1年で累計21万ダウンロード

  • ユーザーはビジネスにおける意思決定層が約3割

  • ヘビーユーザーの滞在時間は40分

  • 1pickが生み出すインプレッション数

  • 記事に対して執筆した記者や該当する経営者がコメント

編集部による5つの新コンテンツ

  • NewsPicks編集部の編集長である佐々木紀彦氏

 続いて佐々木氏が、今後のコンテンツ制作体制について説明した。同氏は、(1)デジタル、(2)ソーシャル、(3)モバイルが同時に発展したことで、雑誌やテレビなどの“新たなメディア”が生まれた時のような「100年に一度の大変化を迎えている」と語る。佐々木氏は、もともと東洋経済オンラインの編集長を務めていたが、「一番面白く、大暴れできる場所がNewsPicksだった」ことから“移籍”を決めたという。

 こうした状況の中で、NewsPicksが次に目指すのが新設した編集部によるオリジナルコンテンツの充実化だ。佐々木氏はNewsPicks発の新たなコンテンツとして以下の5つを挙げた。

  1. 編集部の独自視点によるオリジナル連載企画
  2. 経済ニュースをインフォグラフィックスで分かりやすく紹介
  3. 記事にコメントを残す著名なPicker(ピッカー)とのコラボ
  4. 企業・産業分析をする「SPEEDA」のアナリストとの連携
  5. グローバルメディアとの連携(まずはニューヨーク・タイムズなど)

 佐々木氏は「我々が果たしたいのはイノベーションのハブになること」と説明し、大企業とスタートアップ、テクノロジとスポーツなど、異なる分野や企業同士を結びつけてイノベーションを起こしていきたいと話す。また、メディアとの連携も加速させ、マーケティング情報などを積極的に共有することで、新たな価値を作っていきたいとした。

  • 独自の連載企画のカテゴリを設ける

  • 約20枚のインフォグラフィックスから構成される記事も

  • 著名なpickerとのコラボレーションも予定している

  • 同社の抱える「SPEEDA」のアナリストと連携して最新情報を発信

  • ニューヨーク・タイムズを始めとする世界中のメディアと連携して記事を配信する

  • 異なる分野や企業同士を結びつけてイノベーションを起こしたいと佐々木氏

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